AED講習会~万が一にも備えて、安全に稽古をしたい

Day99  研修稽古・基礎稽古・救急法講習(鎌倉武道館) 2019.4.14  2019.9.15

AED講習会

本日のメインは鎌倉消防署の方に救急法講習会でした。
うちの会では定期的にこういう講習会を開催するそう。
安全に稽古できるよう、心掛けてくださってるんだな。

主にAEDの使用法についてでした。
稽古中に誰かが倒れた時のことをイメージしながら、聞きました。

使用すべき事態になった時、躊躇せずに使えるかが課題だと感じた。

一瞬の迷いで手遅れにならないように、すぐにAEDを取りに行こう。
稽古場所は公共施設なので、AEDは必ずある。
どこに設置されているか、把握しておこう。

使い方自体は、AEDから音声指示が出るので、間違えなさそう。
電極パッドをつける前の下準備が必要です。

体の表面が濡れていると、せっかくの電気ショックが表面を流れて効果が薄くなる。
稽古中は汗かいているから、拭くのを忘れないようにしよう。

濃い胸毛や体毛は通電の邪魔になると知った。
キットに入っている剃刀で剃るか、粘着パッドを除毛テープのように使用して(2枚犠牲にする)取り除く。

万が一の時「毛の処理を忘れて、救急措置が出来なかった」なんて笑えない。
胸毛を剃った方がいい人、うちの会にいたかな…?
うん。ひとり、ふたり、顔が浮かんだぞ。

え?何でそんなこと知っているのかって?
男性はTシャツ着ないので、激しい稽古で道着がはだけると、胸元が見えます。
決して覗いているわけではありませんよ!

合気道稽古でAEDを使用する時
合気道稽古でAEDを使用する時

でもネットで調べたら、標準的な日本人男性の胸毛レベルだったら、電極パッドの障害にはならないみたい。
パッドが貼れないくらい濃い人(外国の方?)の場合は気を付けよう。

倒れたのが女性だったら、女性陣でAEDを使おう。
胸元の皮膚に直接パッドを貼るので、女性同士の方がいい。

男性陣に管理室のAEDを取りに行ったり、救急車の手配をしてもらう。
その間に、女性陣で下準備して、布とかタオルで覆って見えにくいようにすればいいかな。

うちの会には冷静沈着な女性有段者が何人もいるから、大丈夫でしょう。

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ここから下は たまに意味不明な 稽古備忘録です。

研修稽古

TY先生の研修稽古。
相手の気=エネルギーと合わせることがテーマ。

「合気はね、相手と相対するのが目的じゃないんですよ。勝ち負けではない。
「良いものも悪いものも、全部取り込んでしまうんです。相手とひとつになる。
相手の気に合わせる。『気』が分かりにくかったら『エネルギー』と考えてもいいです。そしていい形にして、相手に返してあげる。受け渡す。

アイタイではなくアイキ。
うーん、深いです。

主にゴロゴロ運動を行いました。
このゴロゴロ運動、とても奥深くて難しい。

ふたりでゴロゴロ運動

まずはふたりで組んで行う。
「腕が先行しがち。まず腹から動いて、腕は後でついてくる。
「4回やるとしても、1回ごとに仕切り直さない。流れを断ち切らずに4回続きで動く。
相手と腹を繋げてる気持ちで。

3人でゴロゴロ運動

3人で組み、ふたりに対して行う。
「ふたりいるのに、ひとりだけ相手にしている」
確かに。
どちらを見ていいか分からない。

相手ではなく、その後ろも含んで大きく捉えて。
「前のめりになってるので、お腹中心に姿勢良く。
自分のお腹に集めて、それから大きく出していく気持ち。

組んだ方に「今のはいい感じ」と言われると嬉しい。
でも、どう違うのか自分で分からないのが悲しい。

何かが少し違ったような気はするけど…
それが分かれば、もっと上達できそうなのになぁ。

正面打ち一教での練習

相手の打ち込みに対して、力で押さない。
高い位置で合わせるだけ。
そこからスッと座ると相手も崩れる。

TY先生がいらして「こう手を合わせるでしょ。で、こう」
合わせた腕から、先生が急に消えたような感覚で、すとーんと畳に落ちた。
「こうするんですよ」とにこにこしてらっしゃる。

「すごい」以外分からない自分のレベルの低さが悔しい。

とにかく、相手の打ち込みを制しよう!と力まない。
相手の腕を上方向に摺り上げるようにする。
相手の力を上方向に誘導して、体を上へのばさせる感じ。
そして膝を緩めて、お尻が落ちるようにスッと体を沈める。

「姿勢悪いと、私みたいに膝を痛めるわよ」と組んだ方に言われました。
とても上手な方だったけど、膝が痛くて正座・座技ができないそうです。

切実なアドバイス過ぎて…ありがとうございます。
気をつけます。

基礎稽古

休憩を挟んで、YY先生とYH先生の稽古。
テーマは諸手取り。

諸手取り呼吸投げ

相手に持たれた腕は肘・肩の力を抜く。
持たれた場所にそのまま置いて相手に近付く。
自分の正中線上、お腹の前を通って上げる(最初は合掌するように両手を使ってもよい)

相手に自分のお腹をつけるくらい寄る。
お腹から前に出るように踏み込んで投げる。

私は腰を落としながら相手に近付いて、その後困る。
低くなると、相手に上からのしかかられますよ
相手に近付く時は、その高さのままで。

どうしても腕に力が入ってしまう。
YY先生に「肩!肩も力抜いて」と肩をさすられて、肘だけでなく肩にも力入っていると気が付いた。

相手の方は、つかんだ瞬間、腕の硬い感触消える。
あれ?と思っている内に投げられる感じ。
稽古を積めば、自分の思うままに力を抜けるようになるんだろうか。

諸手取り四方投げ

片手取りなら慣れているはずの技も、諸手になると迷う。
相手の下の手首を取るつもりで。

今更だが、諸手取りの受けは、逆半身。
相手の右腕を握る時は、左足前・左手が上になる感じ。
今日ずっと諸手取りを練習していて気が付いた。

諸手取り三教

今度は相手の上の手首をとり、四方投げのようにくぐる。
自然に三教になる。

諸手取り入り身投げ(表)

持たれた腕の肘を曲げながら手を上げる。相手のお腹側から入り身する。
相手の首を持つ。
入り身で踏み込んだ足を引きながら反転して投げる。

諸手取り呼吸投げ

持たれた腕の力を抜く。
がっちり持っていればいるほど、受けはその時に体勢が崩れる。

そのまま入り身する感じで足を踏み出すと、相手は倒れる。
相手の方が上手くて、隅落としかけられたように一瞬で後ろに転がされる。
う~ん、すごい。

YH先生も、あんなに 太すぎる しっかりした腕なのにふわっとなって、すとーんとなる。
謎だ。

相手の力に対抗するのではなくて、方向を反らすんです。
肘の力を抜いて曲げながら、相手の力の方向を反らす。

諸手取り二教

肘を曲げながら相手に向ける。
交差取りになっている状態の相手の手を手刀で上からおさえる。

手刀を相手のお腹に切り下すようにして二教。
あるいは、手で自分のお腹に向かって握り込んで二教。

相手の肘が伸びていると効かないので、曲げさせるように。

諸手取り呼吸投げ

相手を大きく動かすやり方。
転換しながら腕を大きく振り上げる。
足を大きく引きながら、腕も大きく振り下ろして相手を崩す。
腕をそのまま後ろへ振り上げて、投げる。

二人掛け

両腕を左右からがっちり持たれたところから。
どちらか(弱い方の人)に肘を曲げながら寄る。
四方投げの要領で相手の腕をくぐる。
くぐったら、そちらの受けをもうひとりに重ねるようにする。
そのまま座り込むと、ふたりは崩れる。

四方投げと同じで、腕をくぐる時はその高さまで腰を落とし、前のめりにならないようにする。
私の場合は、相手より背が低いことがほとんど。
その利点を生かして、低い状態のままくぐる。

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