入会者のお世話係 ~ 合気道の根と幹を育てるお手伝い

2021.4.11 2021.4.17

お世話係とは

先生はいつも、怪我のない安全な稽古を心掛けています。

慣れない人をバンバン投げ飛ばすなんてしません。

合気道が初めてでも、今まで運動してなかった人も、安心して練習できます。


藤沢合気道会にも春が来ました!

Sさんの入会、大学生になったRちゃんの復帰に続き、今日はおふたりも体験の方がいらしてくれました。


体験や入会してすぐの参加者は、「お世話係」と組みます。

練習のやり方や受け身に慣れてもらうためです。

体力や習熟度に応じて、無理のないように練習します。


新しい入会者のお世話係
すごく反る受け
無理して背中を痛める受け
受け身は安全
※ 道場ではみんなマスク着用してます。

私にもお世話係が回ってきました。

楽しく稽古して、合気道を好きになって欲しい!という気持ちだけはあるけど、経験不足。

先輩の教え方を思い返して、真似てみました。

最初に伝える2つのこと

以前Naさんが、大事なポイントを新しい人に伝えていた。

  1. 受け・受け身の取り方
  2. 半身 (はんみ)

何をするにも、この2つが大事な基本。


体験の方は、まず①の受け・受け身に気を付けてもらった。

とりあえず、これさえ注意すれば、怪我しない。


2回目以降は、②の半身も意識してもらう。

合気道は常に半身だから。


相手に対して、まっすぐ正面ではなくて、体を斜めに構える。

相手から見ると、体の表面積が少ない分攻撃しにくい。

自分としては安定する上に、素早く動きやすい。


組になって相手と向き合う時、互いに同じ側 (右同士/左同士) の手足が前になっていたら「相半身」

逆の手足が前になっていたら「逆半身」


逆半身 = 合わせ鏡、相半身 = 握手、と連想すると間違えない。

最初に習う片手持ちは、ほとんどが逆半身から始める。

技の説明

問題は、技をどう説明するか。

何を最優先して伝えるかが分からない。

いつも無意識に動いているので、ぱっと言語化できないのにも気付いた。


T先生が技の動きを教えてくださった。


片手持ち呼吸投げは、

  1. 腕は伸ばす。縮こまらないこと。 
  2. 歩くのではなくて、前足がそのまま前へ出る。相手の背中側。
  3. 足と一緒に体が前へ出る。相手に近付く。


天地投げは、

  1. 棒の上を滑らすように、上下に腕を伸ばす。
  2. 上に伸ばした腕側の足を、相手の横より少し後ろへ踏み込む。
  3. 倒れなかったら、そのまま前へ歩いて行く。


簡潔明瞭。
たったの3行で技を説明してしまった。
理解しやすく、覚えやすく、それだけで技が完成される。

なるほど!
こうやって、本質的な部分をまず伝えるんだ。
基本的な動きが身につかないと、細かいこと言われてもチンプンカンプンだもの。

お世話係のはずが、新しい人と一緒に、先生にお世話されてる気がする。
今後に期待していただこう…。

合気道の基本を再確認

お世話係を通して、合気道の基本を再確認した。

まず、半身と受け=「根」の部分を確立し、基本的な技の動き=「幹」を太く育て、応用の利く技や動きや理論=「枝葉」を茂らせる。
年月を重ねて、先生みたいな、どっしりとした緑豊かな大樹に近付く。

「根」と「幹」の部分を育てる手伝いが、お世話係。
せっかく発芽した幼木が折れたり枯れたりしないように、手助けする。

しっかりしてきたら、道場の全員と一緒に稽古して、栄養= 経験を取り込んで大きくなってもらう。
私自身も、まだ細っこいので、もっと大きく太くなりたい。
仲間が増えて嬉しいです。


この線より下は個人的な稽古備忘録です。

月曜日の稽古

Day257 藤沢合気道会 2021.4.5

天地投げ

両手をしっかりと上下に伸ばす。

両手持ち四方投げ

相半身から始める練習。


両手持ちだと、同じ側の腕ばっかり技かけてしまったりする。

投げ始めてから「あ、さっきと同じ腕だ」と気が付く。

きちんと覚えておかないと。

横面打ち四方投げ (表)

相手が横面打ちしてくるのに合わせ、相手とお腹合わせで回るように、場所を入れ替わりながら転身

落ちてきた腕をとって、四方投げ。


受けは、下から真っすぐ構えて、そこから相手のこめかみを狙って打つ。

横面打ちの考え方としては、刀を持っているイメージ。


まず、相手を制するように正面で構える

そこから刃の角度を斜めにして、打ち込む感じ。

横から振り上げて、横から斬ったら、自分の正面がガラ空きで隙だらけになるからダメ。

横面打ち四方投げの掛かり稽古

4級受験予定のNさんに、みんな4本ずつ投げてもらう。

片手取り呼吸投げ

互いに10本ずつ投げる。

相手が取りに来たら、肘を折り畳みつつ、相手の動線をそのまま伸ばしてあげる気持ち。

腕を振り上げて投げない。

土曜日の稽古

Day258 A.K.I.鵠沼 2021.4.10

片手持ちのストレッチ5種 → 技

上 : 呼吸投げ

最終的には上だけど、まず下へ重みをかけて相手を崩す。

相手の前足外側に踏み込みながら、下へ体重かける。


相手がガクッとなったら、前のめりにさせたまま、肘を相手の肩と首の間に差し込む。

自分も腰落として低いまま、相手に立ち上がる隙を与えない。

腰を切りながら投げる。

横 : 四方投げ (表)

重心落として低くなりながら、相手の横に並ぶ。

真横 (入り身転換) より、心持ち浅めで角度つけて。


斜め前方向の斜め上に向かう様に四方投げ。

回って自分の正面で相手の手を極めるところまで、止まらず動く。

下 : 隅落とし

下から当て身入れつつ、相手の両足に対して三角形の位置に落とす。

腕は伸ばし、足の力を足 → 腰 → 腕と滞らせずに伝える。

腕力ではなく、足の力を使う。

二教

腕の力を抜いて、相手に気取られないように動く。

腕は置いたまま、体で入る。

相手に持たれた時には二教の形になってるくらいが理想。

回転投げ (引っ掛けるタイプの外回転)

二教と同じで、体で入り、相手にぶつけるくらいにしながら回す。

相手がのけ反るように。

折れない腕の練習

両腕を手の平上向きでバーッと伸ばす。

向かい合わせに立った相手の肩に片方をのせ、もう片方は自然に自分の横に広げておく。


肩越しに相手の後ろの壁を押す気持ちで、前に進む。

相手は両手を相手の肘にかけて、肘を曲げさせようとする。

でも、折れない腕になっていたら、曲がらないはず。


手の平上向きでないと、逆肘になって関節が壊れるので注意。

同じ体格のNさんとやったら、お互い出来たような気がした。

四方投げ ~ 初動のいろいろな崩し方 

折れない腕を使う諸手取り四方投げ

その1 折れない腕+関節技

肘は曲げない。腕は伸ばす。

足を踏み出しながら手首を外側に返して、相手の手首を引っ掛ける。

抵抗されたら関節極められる状態を一瞬で作るのがコツ。


その2 折れない腕 + 重心移動

前進・踏み込む足の力を折れない腕を通して利用する方法もある。

両腕を伸ばした状態で、一瞬体を引いて(重心移動程度?)相手の重心がつま先にかかった瞬間に、前へぐわっと進んで四方投げ。

低い位置から斜め上へ突き上げるように出る。

相手を巻き込む片手取り四方投げ

相手が取りに来たら、場所を入れ替わる様に転身しながら手を取って、四方投げ。

見取りでは両方向に円転してたけど、一方向 (横面打ち四方投げで練習する方向) しか上手く出来なかった。

四方投げの受け

腕を固定された状態で投げられるので、危険な技のひとつ。

道場や人によって千差万別なので、普段一緒に練習してない人の場合、特に気を付ける。


相手が投げる方向に合わせて、自ら動かないと、腕だけ持っていかれて危ない。

後ろ向きに走るようにして、合わせる。

間に合わなかったら、飛んで受ける。


腕を守る様に、その上を飛んで受けるか、途中まで走ってそこから横向きに飛んで受けるか。

固められた腕を痛めないように守るのと、後頭部から叩きつけられないようにするのが大事。

正面打ち入り身投げ

人によってやり方が違って面白い。


S先生は、相手の腕をすり上げるように後ろに入って、両肩を持って落とすことが多い。

首の後ろを持ったり、自分の脇の下に相手の腕を挟んで落とすこともある。

受けの位置によって、瞬時に調整している。


Kさんによると岩間流は「堂々と後ろ襟持っちゃう」らしい。

後ろ襟を引っ張るのではなく、肘を畳んで、体をつけて、真下のちょっと前地点に落とす。

審査でゼッタイタオレナイヨウニガンバッチャウゾオジサンに当たったら、これで行くしかないと思った。


相手が完全に起き上がる前に投げる。

「崩れたかな?」と気を抜くと、足かけて倒されたり、腕で足元すくわれたりの返し技をくらってしまう。

途中で止まらない。


投げる時は、相手の腰の後ろに踏み込んで、お腹を腰にぶつける気持ち。

相手からすると、斜め後ろに吹っ飛ばされる感覚。

正面打ち小手返し

(表) 相手のお腹側に入り身しつつ、相手の打ち込みを両腕で切り落とす。

手を取って、相手のお腹側にさらに踏み込みながら小手返し。


(裏) 外側に入り身する。

正面打ちに対する初動

正面打ちは「刀で正面から斬り込まれる」のが元の形。

「みんな、今の自分のやり方で良かったと思う?」

… 頭から真っ二つ、よくて腕がなくなってるな。


相手が振り下ろし始めてからでは、もう斬られる選択肢しか残らない。

自分から先に飛び込んで、振りかぶりに遅れない。


相手の手を握る余裕はない。

とにかく、表か裏かどちらかに入り身しながら、両手刀で切り落とす。

バシ、バシ、ベシッ!


… 骨と骨がぶつかって痛い。

「これ、真剣にやると、両腕が腫れあがって、万歳してお風呂入ることになるんだよね。」

あまり長時間出来ない練習だ。

天地投げ

腕で引っ張らない。
自分が軸になって、ぶわっと大きく1歩で後ろ回転すると同時に、腕を伸ばして、相手が前のめりになるように崩す。
その流れを途切れさせずに、相手の腰の後ろに踏み込んで投げる。

相手から離れ過ぎない。
崩れなかったら、諦めずに再度同じように回る。

両手取り呼吸投げ

先週の稽古でもやったけど、タイミングが難しい。

心の余裕をもって、フワッとスパッと腰を切るように。

座技呼吸法

日曜日の稽古

Day259 藤沢合気道会 2021.4.11


先週見学のおふたりが体験に。


おひとりは経験者で、学生時代の道着を着てらした。

再開したいと、ずっと取っておいたのかな。

その道着を着られる体格を維持しているのもすごい。


もうおひとりは、ネットで購入したという、パリパリの道着。

すでに入会するつもりなら、嬉しい。


今日も、基本的にお世話係。

上手く技の説明が出来ない。

これも回数こなさないと、ダメなんだろうな。

ジャンケン遊び

「ちょっと遊んでみましょう」と先生。

組になって、向かい合わせに立ち、ジャンケンする。


勝った方が、平手打ちの要領で軽く手を振る。

負けた方はしゃがんでよける。


30秒間を3回ずつやった。

どっちが勝ったのか、を瞬時に見極めて手を振るのが意外と難しい。

1回、負けたのに打っちゃったし。


「片手振り上げてから違う手で打ったり、フェイントかけてみて」と指示があったけど、うまく出来なかった。

反射神経が鈍ってるんだろうか。

片手持ち呼吸投げ

先生が来て、動き方を教えてくれた。

① 腕:腕は伸ばす。縮こまらないこと。 

② 足:歩いて行くのではなくて、前足がそのまま前へ出る。相手の背中側。

③ 体:手を出すのではなくて、足と一緒に体が前へ出る。相手に近付く。


簡潔明瞭。これだけで技が完成。

なるほど!私の方が勉強になるぞ。

天地投げ (表)

新しい人は、両手の平を合わせて、前へまっすぐ伸ばした状態から始める。


① 棒の上を滑らすように、上下に腕を伸ばす。

上に伸ばした腕側の足を、相手の横より少し後ろへ踏み込む。

③ 倒れなかったら、そのまま前へ歩いて行く。

片手持ち二教

① 持たれた手を横に張る。

② 相手の手の甲を二教にとりながら、後ろに入る。

③ 相手を斜め後ろに螺旋状に落とす。

自由に投げる

白帯同士、黒帯同士で投げ合う。

私は端っこでSさんと前受け身の練習。

黒帯の投げの時は、危険すぎたので慌てて退避。


今日は黒帯も多かったので、迫力がすごかった。

でも、さすがの皆さんも息上がるのが、前より早い気がした(笑)

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