理想の飛び受け身への道①~軌道比較と自主練

2022.8.31 2022.9.9

理想の飛び受け身

ずっとT先生に「飛び受け身が出来るようになろうね」と言われ続けている。
最近は「もっと精度を高めようね」に変わってきた。
出来る出来ないの段階を越えて、質を問われてる?
少しは進歩してるのかも、と喜んでいた。

でもある日の稽古中「その受け身が綺麗にとれたら、やっと『成長した』って言えるね。」
まだ全然成長してないってことですね …。

精度を高めるにはどうしたらいいだろう。
痛い・痛くない、成功した (気がする)・失敗した (気がする) … の感覚だけで、実際どうなってるのか、自分では見えない。

理想の軌道と比較したら、違いがはっきり分かるかも。
動画から切り取って、理想の飛び受け身の軌道と時系列で並べてみよう。

M君は合気道神武錬成塾 (白川竜次先生) の道場生。
受けが上手くて柔らかくてカッコいい!!
白川先生のキレッキレの技も、すごい安定感と高い精度で受けてる。

こちらのYouTube動画を参考にさせていただきました。

自分の飛び受け身と理想の比較

同じ角度の受け身をスクショして並べてみた。
アナログだけど、軌道の違いは分かる。
画力不足で、白川先生やM君ものっぺらぼうですが、お許しください。

理想の飛び受け身の軌道
飛び受け身の注意点

見てて気付いた。
私とシステマ芸人みなみかわさんの飛び受け身、似てるかも。
頭が下がり切らずに体が開くところとか。


白川竜次先生のみなみかわさんへの助言。
「緊張すると固くなって小さくなってしまう。リラックスすると滞空時間が長くなる。」
頭が横を向かず、真下に突っ込むように。

私も「頭と足を受け身する方法に向ける」と習った。
きっとこれが基本だ。
M君は慣れているから、取りの方を見たまま、体をしならせて受け身取れるんだろう。

前受け身なら頭を下げられるのに、飛び受け身になると途中で止まっちゃうのは、怖がっているからだ。
とにかく頭を下げる!

自主練で軌道を体に覚えさせる

自分の軌道のどこが変か明確になりました。
でも「正しい軌道は…」と考え始めると、力んで失敗する。

飛び受け身を克服するには2つの要素が必要だ。

正しい軌道を体で覚えること
② 回数を重ねること

若い学生なら何百回も投げられて①と②が同時にできる。
T先生も「毎日100回投げられれば、すぐ出来るようになるんだけど」と仰る。
すごく残念そう。恐ろしや。

私にはそんな体力ない。
でも、稽古でたまにやるのでは回数足りないし、覚え悪くて軌道も身につかない。

①と②を切り離して、先に正しい軌道を体に覚え込ませよう。
すぐ力む私は①が出来た上で、無心に②に取り組んだ方がいい気がする。

まずは自宅練習で①に取り組もう。
痛くない方法で正しい軌道を身につけたい。
ちょうど良い練習方法を見付けました。

コロナでロックダウン中の動画なので、完全にひとり用の練習方法です。


「軸足の上を飛び越えない。軸足を引くことで自然に体が前に倒れる感じ。」
「飛び受け身」は飛ばない。名前が矛盾してるぞ!

英語だと breakfall とか high fall と訳される。
fall (落下) であり jump (飛ぶこと・飛び越えること) ではない。
落ちるだけ。飛ばない!

飛んだらダメ。変な勢いついて痛い。
軸足は可能な限り残しつつ後ろに引く。体は前に向かって倒れる。
頭が下がり、軸足と反対側の腕がぐるんと後ろから上がってきて、畳につく。

接地時に体が開きがちな私。
「体が開かないようにするには core control が必要だ。」
これも実感した。

この練習方法やると、すごく腹筋使うのが分かる。
飛び受け身できる人は、腹筋や体幹で無意識に軌道をコントロールしてるに違いない。

このAaron Cass先生の飛び受け身は teddy bear position (動画の1:23参照) です。
最後の起き上がりが前受け身と逆で、変な感じする。

足の広げ方や起き上がりは、M君や白川先生流が私の好み。
白川先生の動画にも登場するMihaly Dobroka先生が、このタイプの飛び受け身を解説しています。 


Aaron先生の Step3 と Mihaly先生の Step1 を比べると、スタートは同じだけど、最後の起き上がる方向が反対です。
それにしてもMihaly先生、柔らかい。
白川先生もM君もそうだけど、美しい受け身には柔軟性が大事だとよく分かります。

上記のMihaly先生の動画だと Step1 以外は練習相手が必要。
こちらの動画の Step1 と Step2 ならひとりで出来ます。


頭は正面から突っ込むように (前受け身のように) 入るけど、その後は横にぐいっと曲げてる。
体全体では側転みたいな軌道。

力抜いて足を大きく広げ、長い脚と空気の抵抗も相まって滞空時間が長い。
伸びやかで、舞踊のように優雅でさえある。
私は膝曲がってカッコ悪い。先輩の言う通りに柔軟頑張らないと。

後ろ横受け身

足を広げて転がるのに慣れるため、後ろ横受け身も練習してみます。
失敗しても痛くないから、抵抗なく出来ます。


飛び受け身が上達せずに凹んでたけど、後ろ横受け身は何とかなりそう♪

力強い投げだと、後ろ受け身で畳叩いても衝撃を吸収しきれず、後頭部打つ時がある。
私は首の筋力も弱いし、後ろ横受け身の方が安全かもしれない。

練習の成果

神奈川県合気道大会 (2022.7.3) の動画観たら、Kさんの指導者演武の受けの飛び受け身は何とか出来てた。
下手だけど「痛そう」と心配はされない程度。
私が失敗しないよう、低い位置で投げ、危ない時は最後に手を放してくれてるから。

もっと上達して、どんな投げでも安定して受けられるようになりたい。
小手返しや (エグい系の) 腰投げ・四方投げなど、高い位置からも問題ないくらいに。

そしていつか、T先生に「成長したね」と言ってもらうんだ!!

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ここから下は たまに意味不明な 稽古備忘録です。

8月1週目の稽古

月曜日の稽古

Day417 藤沢合気道会 2022.8.1

今日は仕事が早く終わったので、最初から参加できた。


新しい人に後ろ受け身教える時は、まず「おしりから落ちる」ことから。

片膝曲げて…と言い出すと、それを気にしすぎて、怪我や事故が起きる。

まずはおしりから落ちる!

それが出来るようになったら、膝曲げての受け身を教えること。


前半は、先生がMさんとマンツーマン指導。

他の人は、3級を受験する Moさんの稽古相手。


「普段あまりやらないけど、審査には必ず出る三教四教五教をやりましょう」とIさん。

正面打ち三教

まずはしっかり一教。

三教にとって自分の胸に固定して、相手を吊り上げる。


相手にお腹を向ける。お辞儀する。

相手が崩れたところで、指の方をつかんでいた手をはずし、相手の上腕部を持ってお腹から前に畳に下ろす。

両膝でしっかり肩を挟んでから、手を滑らせて最後の極め。


(裏) 一教の裏から、三教にとる。

先生によっては、受けを一瞬のけ反らせてから落とす人もいる。

相手の肘内側をつかんで、背後に回って体さばきで落とす。

正面打ち四教

まずは一教。

(表) (相手に近い方の手の) 人差し指根元の丸い部分を、相手の腕の内側・脈部に当てる。

その一点に集中させながら、木刀を振り下ろすように体重かけつつ、前に落とす。


相手に近い膝を立てる。

相手の肘を畳につけさせる(肘ついた時点で極まった)

てこの原理で脈部を極める。


(裏) 人差し指根元を相手のとう骨に当てる。

袈裟斬りするイメージで、相手の裏に入る。


表は脈部だから下方向だったけど、とう骨なので外方向に極める。

横面打ち五教

下から当たって、横面打ちを制する。

内側の腕を上からバッテンで、素直に相手の手首をつかむ。

このつかみは最後まで離さない。


一教に返す。

相手の肘を耳にぶつけるようにして、崩していく。

畳に落としたら、相手の肘を直角以上に曲げさせ、上から肘を圧迫する。


後半は全員で一緒に稽古。

片手取り入り身転換

しっかり180度転換する。

腕は自分のお腹の前。

片手取り呼吸投げ

入り身転換して、腕を中心線から上に。

木刀の振りかぶりのイメージ。

そこから、相手にお腹を向けるように、足を踏み込んで投げ。

片手取り四方投げ

相半身から。

とは言っても、交差取りではないので、最初混乱した。

逆半身で手を持ってもらって、足だけ踏みかえる感じの相半身。


(表) 1歩出ながら、下から上へ向かうように相手に近付いてくぐる。

投げ合い

片手取りで10本ずつ。

火曜日の稽古

Day418 腰越合気道研究会 2022.8.2

座技正面打ち一教

座技胸取り二教

Nさんに二教の極め方を質問されても、受けている状態だと説明できない。

Hさんが来てくれて、後ろで説明してくれているのを聞く。

「相手の手を二教に持ったまま、まず膝で肩を挟む。(相手の足に近い方の) 肘で、相手の小指から挟む。手の平が上向くように。」

「しっかり挟んだら (相手の頭に近い方の) 腕を水平に自分のお腹に当てる。背筋を伸ばして、相手の腕を上に伸ばす。お腹を相手の頭方向に向けるようにゆっくり回して極める。」


自分でやれば出来るけど、空で説明しろって言われると出来ない。

動きながらじゃないと説明できない状態からの前進、も課題だな。

入り身の練習

正面打ちに対し、直線で背後に入り身。

力かけなくても、軽く肩に手を添えてバランス崩すだけで相手は倒れる。

正面打ち入り身投げ

背後に入り身、ふわっと肩を引き寄せてバランス崩す。

(表) 相手のお腹を引き出す。

(裏) 相手のお腹を引き出しながら、転換。


受けは、腕を取りの腕から離さず、ついていく。

腕を離した瞬間、取りが当身を入れてくるかもしれないから。

後ろ両手取り一教

抜けた後、ギクシャクする。

受けてるHさん「表の時、押してるよね」はい、思い切り押してました。

相手が崩れる方に、体ごと進む。前かも知れないし、相手の頭方向かも知れない。」


「裏の時、引っ張ってるよね」はい、引っ張りました。

「相手の裏に入り身して、転換する。腕力じゃなくて、体捌きで落として。」

「あ、ギクシャクしない。」

「うん。楽に落とせるはず。受けもその方が楽だし」すみませ~ん💦

座技呼吸法

木刀振り

杖振り・杖の合わせ

木曜日の稽古

Day419 藤沢合気道会 2022.8.4
今日のテーマは関節技でした。
ほんの少しの違い (握り方・方向) が大きな差を生む。
「ここをきちんとやらないとダメだね。合気道は優しい人多いから、みんな倒れてくれるけど …実際は倒れてくれないから。」

受けが倒れてくれるからって適当にせず、いつもきちんとやる。
それを続ければ、いつかT先生並みに緩みゼロの関節技に近付けるかな。

正面打ち一教

当たった後、反動で返そうとしない。
「そうすると相手は跳ねて (反発で) 外に出て行っちゃう。」
確かに、外側に出ていく相手に、逆に自分が引っ張られてしまう。
「相手との空間に入るように、お腹で近付く。」

(表) 相手にしっかり近付いてから、体ごと入っていく。
先生は体ごと入った後、受けが倒れやすい方向に動く。
相手の頭に対して1歩入って、外斜めに1歩、で落としたり、頭を中心に円を描きながら入ったり。

本当は当たった後、一緒に落ちるくらいが理想。
自分の体重載せてストーンと一緒に沈む感じ?

(裏) 裏も真っすぐ当たってから、相手のすぐ横に入る。
離れない。
そこから引っ張らず、螺旋で沈んでいく。

正面打ち二教

Tさん (東戸塚) は関節が柔らかい。
関節固い人 (私も人のことは言えないけど) は、極める前にタップするから、違いに戸惑ってしまった。
う~ん、関節柔らかい人に的確に二教表かけるの難しい。

(裏) 一教の裏で抑える。
相手の手首、脈部をしっかりつかむ。
これで相手は逃げられないので、その後で落ち着いて手を二教に持つ。

相手に体ごと当たるようにしながら、二教を自分の肩口に固定。
肘を相手の肘にかぶせるようにして、相手を自分のお腹に引き込む。
この時、自分の姿勢を崩さない。半身、上半身はまっすぐ。

相手の肘をあおるようにしながら、空いた空間 (相手の脇) に入る。
膝で肩を挟み、極めの形になったら、姿勢を正すようにして、相手の腕を伸ばす。
それからゆっくり極める。

正面打ち三教

三教では、自分の手の甲をずっと上に向けておくのが大事。
「ここを利かせないと意味がない。相手は起き上がって逃げられる。こういうところを大事にしないと、武道とは言えない。単なる体操になっちゃう。」

その前の時点、相手の指側をつかんだだけでも、極められるように。

その上で、親指と小指でしっかり引っ掛ける。
握りが深い人とか浅い人とかいるけど、相手の手首の窪みに親指をかける。
「外国には手が大きい人もいる。とにかく指を引っかけることが出来れば何とかなる。」

三教に持ったら、釣り竿のように相手を吊り上げる。
三教は自分の胸に固定、相手の肘は直角以上に曲がり、離れてないこと。

(表) いつも 1 お辞儀 2 腕を外して前へ落とす、ってやっていた。
「そこを 1、2 じゃなくて 1 でやる。」
上の手 (手の甲を上に向けてつかんでいる) が利いていれば、一挙動で出来るはず。
難しい。

(裏) 同じく、1 で落とせるはず。
難しい。

投げ合い

片手持ちで10本ずつ。

土曜日の稽古

Day420 A.K.I.鵠沼 2022.8.6

座技呼吸法の練習

座って一教運動。
腕を 自分の力が発揮できる場所 = 作業台 から外に出さない。
相手に持たれた力が腕 → お腹に落ちるようにする。

お腹に落ちた力は、足を通して畳へ伝える。
そのために、足首はまっすぐ、つま先~脛~膝をぴったり畳に密着させる。
足首が硬くてお尻に沿って曲がっちゃってると、不安定になる。

横面打ちの足捌き3種

歩きすぎない。
全部、1歩か2歩で完結するはず。

前 → 呼吸投げ
一歩前に出て打ち込みを制する。
逆半身で抑える形になる。

残り2種類はゴロゴロの世界に誘い込みつつ流す方法。

転身 → 四方投げ・入り身投げ (表)

転身で相手と同じように、横面打ちするように入る。

後ろ → 回転投げ・小手返し
後ろ足を引き、前腕で打ち込みを流しながら下ろし、もう片手で上からつかみつつ転換。

横面打ち四方投げ (表)

横面打ちをしっかり斬り下ろして制する。
木刀の正面斬りのつもりで、自分のお腹の前までしっかり両腕を振り下ろす。
相手が崩れたら、手首つかんで、その下をくぐる。

あるいは、手首つかんで、相手のお腹に入るように体で当たりながらくぐる。

Utさんの横面打ち、気合い入れて斬り下ろそうとしたら、思い切り空振りした。
なんでこの間合いで空振り?
気合いも空回りしてる …。

横面打ち入り身投げ (裏)

これは逆に斬り下ろし過ぎると (その腕の後ろへ) 入り身出来ない。
で止めて、その腕の下からスルリと背後に入る。

横面打ち小手返し

飛び受け身の練習。
前腕は肘を畳んで、体につけておく。
頭を入れ込むようにする。
蹴って飛ばない。

軸足は可能な限り残して、後ろ腕から着地。
その後、両足がぱらぱらと落ちてくる感じ。
肩や背中を打たないように。縦回転。

ひとりで飛び受け身練習するより、上手い人に投げてもらう方がやりやすい。
S先生「上過ぎても下過ぎても、相手は飛びにくい。自分のおへその前あたりに手を固定してあげるといい。」
丁度いい高さに支点があると、それを頼りに受け身出来る。

横面打ち自由

掛かり稽古。
受けが一列になって、1回ずつ横面打ちする。

真正面から受けに向かわない。
受けが来るのを待たずに、自分から動く。
やっぱり最後は四方投げ頼みだなあ。

入り身転換

岩間流は自分のお腹の前で、しっかり下へ重み掛ける。
足はきちんと180度。

Hさん流は腕肩ぶらぶら力抜いて体で入り、相手の腕の上に肘肩のせる。

諸手取り呼吸投げ

相手が取りに来るタイミングで転換しつつ、腕を床へ落とす。
転換だけで、場所の移動はない。

諸手取り呼吸投げ

今度はがっちり持たれたところから。
息を吸って、吐きながら体重ごと、腕を相手の足元へ斜めに突き刺す。
S先生「まっすぐより、隅落としみたいに少し斜めの方が崩れやすい。足で耐えにくいから。」

諸手取り呼吸投げ

つかまれた腕の肩肘腕の力を抜く。
相手がふっと揺らぐ。
その流れを生かして腕を回し上げ、中心に向かって入る。

力が抜けない。
Okさん「腕は気にせず、ただ相手に向かって歩く。
歩ける。受けも抵抗せず、両腕ごと上がってくる。
通り過ぎると、受けはそのまま後ろに倒れる。

腕を気にせず、入り身投げ (表) 的に入ることも出来る。

正面打ち四方投げ

表も裏も、横面打ちのように、打ち込みを落としながら、相手の表側に浅く入り身。
下で手首つかんで四方投げ。

まっすぐ後ろに下がる方法もある。
伸ばした手が正面打ちが落ちてくる場所にくる間合いにする。
間合いの取り方が難しい。

正面打ち入り身投げ

(表) 踏み込んで、正面打ちがふたりの間を通過するように、下→外へと払う。
そのままの軌道で巻き上げて投げる。

(裏) 背後に入り身。
落とした後、相手の首を持った腕は伸ばさない。離れてしまう。
肘を畳んで、自分に密着させてコントロールする。
相手が起き上がってきたところで、腰から当たっていく。 

正面打ち回転投げ

相手の外側面、肩辺りに入り身。離れない。
両手で斬り下ろし、後ろ腕で相手の腕を回し上げる。
前腕は首を抑える。

回し上げと同時に頭を下げさせ、体ごと出て投げる。
突きでも原理は同じ。

タイミング合うと、気持ちよくスパスパいける。
「得意技見つけちゃったね!」
受けが上手いKさん以外にも同じように出来たら、そう言えるかもしれない。

座技呼吸法

相手が動いていたら「呼吸で投げる」相手にタイミング合わせて投げる?
持たれたら、落ち着いて自分の作業台の中で肘から上げていく。

日曜日の稽古

Day421 藤沢合気道会 2022.8.7
新しく入った人は、体が慣れるまで (1か月位?) 前受け身はせず、後ろ受け身練習をするそうだ。
体が硬かったり、運動慣れしてない場合、怪我しやすいので注意すること。
倒れ方が分からない時に、無理やり倒されると危ないので、黒帯が注意して見守る。

今日はFさんが先生役。

座技正面打ち一教

まっすぐ当たって、相手が崩れるところに入っていく。
上級者なら、崩れたところで膝行せずに方向変えるやり方も練習する。

座技胸取り二教

最初に、相手の腕が伸びてる方向に、伸ばす。

(表) 崩れたら、胸取りの手を二教に取る。
相手の起き上がりに合わせて、一教で落とす。

(裏) 崩れたら、一教 (裏)でしっかり抑えておいて、肩口につける。
相手が起き上がってくるのに合わせて、自分のお腹に引き込む。
S字で体が伸びるように。

畳におろしたら、相手の横に入るようにしながら、肘を体で煽って、肩を膝で挟む。

正面打ち三教投げ

一教で腕を制する。
三教にとって、自分の胸に固定。
お腹を相手に向けるようにして動かし、崩れたら、前方向に解放する。

正面打ち一教投げ

4本繋げることを意識する。
受け側も前受け身から起き上がる時、最初から取りの方を向く。

片手取り呼吸投げ

まっすぐだとぶつかるので、相手の少し外側から。
腕を伸ばし、相手に当たっていく。

上級者は、持たれたところから始めない。
「持たせる」意識で。
相手が持った時には、もう投げ始めてるくらい?

片手取り四方投げ (表)

逆半身で手を持たれて、足だけ踏みかえて相半身の状態から。
後ろ足を大きく前に出す。
木刀の振りかぶりのようにしながらくぐり、四方投げ。

すり足を意識する。

投げ

黒帯が投げ役。
白帯はなるべく全員に投げてもらう。
片手取りで6本ずつ。

投げ合い

黒帯は互いに20本ずつ投げ合う。

8月2週目の稽古

月曜日の稽古

Day422 藤沢合気道会 2022.8.8
今日は済美館だったけど、間に合った。
休会中のWさんが見学にいらしていて、久し振りにお会いできた。
お元気そうで良かったです。

Wさんが昔いた道場の方がビジターでいらしてた。
投げが予想より断然速いリズムで来る。油断大敵。
受けの練習になる。
今日は、A.K.I.流とちょっと違う技を受けられて、勉強になった。

正面打ち入り身投げ

崩しも甘いし、遠心力で自分が振り回されるし、上手くいかない。

Maさんの投げは、最後に腕が首に入ってくる。
ジャストミートすると痛いので、2回目以降は自分の腕でガードしながら受けるようにした。

取りの腕にずっと触れておいて、腕の動きに合わせて、自分の手も一緒に上げる。
もしかしてこれが前にT先生が仰っていた「攻撃されるから、受け側も腕を切らないようにする」ってことかな?
そう言えば、Fさんも入り身投げは最後、自分の両腕が顔の前にある状態で受けてるな。

片手取り四方投げ

相手につかまれてから動かない。
流れの中で動く。

四方投げは特にA.K.I.と投げ方が違った。
有川先生系っぽい?
受けが取りの周りを後ろ向きで走るか、飛び受け身する感じの投げだった。

片手取り小手返し

これも相手につかまる前に動き始める。
下の方で取って、振り上げないで、下の位置のまま投げる。

後ろ両手取り四方投げ

後から取られる手で相手を流す方法でやろうとしたけど、絡まってしまう。
帰宅後よく考えたら、腕だけで流そうとしてたからだ。
足を使ってないので、ダメだった。

いつも「大事なのは腕じゃなくて足」と言われるのに、テンパると腕ばっかりなってしまう。
悪い癖。

後ろ両手取り小手返し

四方投げと同じで、腕だけで流そうとして、つっかえてた。

後ろ両手取り呼吸投げ

お腹合わせで抜けてからひっくり返すと、私の体格では大きい人をひっくり返せない。
抜けた時にはすでに後ろにいる状態にしたい。

火曜日の稽古

Day423 腰越合気道研究会 2022.8.9
腰越は激しい技を掛ける人がいないので、受け方を考えながら動く余裕がある。

今日はふと「Ohさんは固め技受ける時、膝を畳につけてないな」と思い出した。
一教などで崩された時、足は伸ばし、手で畳を叩いて体ごと落ちる感じ。

「いつも膝つくけど、つかない方がいいのかも」と試してみた。
崩された時に、前膝は軽く曲げ、後ろの膝を伸ばし、手をついて体ごと落ち …あれ?後ろ膝痛い。
膝を逆向きに伸ばしかけたみたいだ。

膝に優しい動きを追求するつもりが、膝を痛めそうになってる。
私はアホか。 つまらないことをしてしまった…。
家に帰ったら、固め技の受けに注目して合気道動画を観ようっと♪← この程度では懲りない。

座技正面打ち一教

交差取り二教

受けがつかみを放すと、掛からない。
上から手をしっかり押さえる。

交差取り一教

交差取り入り身投げ

離れ過ぎないように入る。

二人掛け

取りが正座。
受けは左右の腕をそれぞれ諸手取りして、畳に押し付ける。

取りは腕で何とかしようとせず、ただ立ち上がる。
腕がバラバラだとやりにくいので、中心に集める意識は持つ。
立ち上がり、前へ歩いてそのまま沈む。

木刀振り

杖振り・杖の合わせ

日曜日の稽古

Day424 藤沢合気道会 2022.8.14
今日はT先生がお休みで、Oさんが先生役。
Oさんが事務仕事で忙しいので、私が準備体操を担当しました。
自分で音頭とると、何か抜けそう (足首回しとか抜かしちゃった)

舟漕ぎ体操は、私の「ほーっ」への移行が分かりにくく、皆さんが「えィ
Oさんの技は、T先生直伝って感じです。
極めはきっちり決まって緩まないけど、必要以上に痛めつけない。
大きく体捌きを使って、しっかり崩して、きちんと効く。

T先生が仰る「口先、小手先にならない」のは、こういうことなんだろう。

両手取り四方投げ

ストレッチもかねてゆっくりと。

天地投げ

見取りで私のつかみが緩くて、すぐに腕を放してしまう。
一生懸命道着で手をぬぐっていたら「すみませんねぇ、汗まみれで」といつものごとく腰の低すぎるOさん。
いえ、私の手汗と握力の欠如です…。

天地投げは、腕を左右に広げない。上下に広げる。
自分の中心線で、上下。
下の腕を、親指下向きでしっかり張る。
上の腕は脇を空けずに伸ばす。

(裏) で転換する時も腕は自分の前にあること。
自分の前で上下に張っていく。

座技呼吸法

傾けて倒してから抑えに行かない。
真っすぐ当たってから、体ごと相手の脇に入るようにしながら相手を傾ていく。

Oさんは「膝行」ではなく、脛にローラーがついてるみたいに横滑りする。
道着の時は「袴はいたら同じこと出来るかな」と思っていたけど、出来ないや。

Rちゃんの質問「相手が脇を締めてたら、どうすればいいですか。」
相手を崩すには「相手の脇を空けさせるように」って言うけど、それを潰されたら… 確かにどうすればいいんだろ?
ぐっと塊になってるから、そのまま倒す?倒せるかな?

半身半立ち片手取り四方投げ

半身半立ちだと、必ず自分より相手の方が大きい。
足の動きも制限されるので、考えながら動くこと。

半身半立ち片手取り入り身投げ

まず、相手の頭を低くさせたい。
取ってきた相手の腕を伸ばすように、体ごと後ろに下がって引き込む。
両手を広げ「お腹に集める」で稽古するのと同じ感じで。
この時、自分の体は相手の方を向いていること。

Oさん、後ろの膝を広げてから、両膝でズザザッと大きく後ろに滑る。
やっぱり脛にローラーついてない??

相手ががくっと前のめりになったら、入り身して起き上がりに合わせて投げる。

(裏) なら転換してから。膝行の転換がもたつく。

受けとしては、膝を畳んでしまうと窮屈だし動きにくいので、外側の足は外へ逃がすようにしながら受ける。
相手に近い足は膝を曲げていて、外側は外へ伸脚する感じ?

「H先生がこういう受け、とっても上手なんですよ」とOさん。
私の知ってるH先生は偉すぎて、指導してる姿しか見てないな。
Y先生の受けなら見たことあるけど、半身半立ちはほとんどないし。

半身半立ち呼吸法

受けは、取りに対して斜めに両手をつかみに行く。
取りはまっすぐ当たって、座技呼吸法と同じように体で入っていく。
受けは飛び受け身か、手を放して前受け身。

掛かり稽古で、3~4人一組。
私のつかみ方が変で、Naさんが位置調整してました。

「どちらの足が前?」の質問もピンと来なかった。
今考えると「逆半身で掴む」と思い込んでいたけど、相半身?
斜めから相半身でつかんで、前足の方から投げられる?
つかみ方も後ろ重心になってたから、もっと前のめりに、取りに体重かけるべきだった?

分からないことだらけで、不甲斐ない。

片手取り四方投げ

半身半立ちの後だと、やりやすい。

片手取り入り身投げ

Oさんの首の掴み方は、首根っこをつかむT先生のやり方とちょっと違った。
首を持つのは同じだけど、首の付け根と肩の直角になる部分。

しっかり持って相手の頭を引き寄せ、転換。
長い腕でぐんっと引き出すのがカッコイイ。

Yさんと組む。
前半、Yさんの個人指導をしていたNeさん「Yさんは入り身投げ、まだやったことないからね。やるなら静かに、優しくね」とっても心配そう。
「入り身投げ初体験… 責任重大だ」と怯んでしまった。
Oさんが「それなら四方投げの練習で」と助け船を出してくれた。

入り身 (側面に入っての呼吸投げ)

入り身は「もの凄く端折って一言で言えば『前に出る』こと」なるほど。
腕を伸ばし、前に出て、投げる。

A.K.I.の審査では「入り身」って出題する先生がいらして、馴染のない人だと、入り身投げをしてしまう。
入り身 = 側面に入っての呼吸投げ (表) ≠ 入り身投げ

8月3週目の稽古

月曜日の稽古

Day425 藤沢合気道会 2022.8.15
T先生が新しいYさんを個人指導。
Fさんが私達を指導してくれた。

片手取り呼吸投げ

入り身転換で並んでから体を開き、綱引き状態で引いて、その軌道で相手を投げる。
自分のお腹の前を通過させて、相手が最初来た方向に向かって投げることになる。

片手取り呼吸投げ

さっきのと (多分その前に稽古していた) 相手と並んで前に出る呼吸投げを自由に行う。

片手取り四方投げ

表裏の区別をつける。
(表) 足だけ相半身に踏みかえたところから、大きく1歩すり足で出る。

片手取りで入り身の練習

入り身転換しながら、持たれた手の親指を下に向ける。
つかみが浮くので、手切れしやすくなる。

手の甲で滑らせて、指の股で取るのが上手く行かない。
Fさんは普通に滑らせた親指で取り、そのまま上から相手の手を抑える。
甲で滑らせて取って、それからまた回転させて抑える、だと私はもたつくので、Fさん流を真似してみよう。

相手の後ろに入り、首を持つ。
昨日のOさんと同じ持ち方だった。
肩と首の間のつなぎ目の直角に引っ掛ける。
首と同時に道着にも手がかかるので、滑りにくい。

首を持って、自分の胸につけるようにする。
相手は少し後ろにのけ反るバランス。
自分が動くだけで、相手も一緒に前・後ろに簡単に動かされる、そんなバランスがある。
その位置を見つける練習。

片手取り入り身投げ

落ち着いて手切れ、背後について相手の首を引き寄せ、一緒に沈む。
相手だけ下げようとしてもダメ。
自分も一緒に、膝をついて沈む。

相手の起き上がりに合わせて真っすぐ上がり、下がる。
あるいは、相手をそのまま放り出すように解放する。

Fさんの足捌きに注目。
1歩目手切れの転換、2歩目で沈みながらの転換、立ち上がり誘導して投げる間はもう動かない。
安定してたら、Fさんの体格でも必要最小限の歩数で技かけられるんだ。
つまり、私にも可能性はある!

「場所広いから、バシバシ行こうか」と繰り出される入り身投げは故O先生を彷彿とさせる鋭さ。
目が回って懐かしがるどころではない。

片手取り四方投げ

つかまれて止まらず、流れで。

(表) 自分のお腹に集めて、相手がおっとっと、となったところで表に入る。
引き込む時から、相手にずっとお腹を向けておく
違う方向向くと、上手く四方投げに繋がらない。

(裏) 相手が取りに来たのを、そのままの軌道を生かすように手を取って四方投げ。
裏の方が相手とぶつからず、自然でやりやすい。

片手取り四方投げ

互いに10本ずつ投げ合う。

投げ

T先生とFさんに10本ずつ投げてもらう。

Fさんの入り身 (側面に入っての呼吸投げ) はまさに入り身!って感じ。
起き上がった時にはもう横にいて、投げ始められてる。

そして「10本目、ラストだから」と腕をつかんで、全身で後ろに倒れての投げ。
相手のタイミングに完全に合わせてるのが分かる。
私も止まらず、引っかからず、相手の動きにぴったり合わせられるようになりたい。

T先生は私の飛び受け身特訓で、両手取りで沈みながら投げてくださる。
畳にぶつかる自分の重さと硬さがひどい。
あまり軌道がどうのとか考えず、無心に、空中で体を広げるイメージがいいかも?

8月5週目の稽古

火曜日の稽古

Day426 腰越合気道研究会 2022.8.30
2週間ぶりの稽古。
涼しいので助かった。

座技正面打ち一教

座技正面打ち一教

相手が打ちこんでくるのに合わせて、下がりながら引き込む。
体捌きで落とす。引っ張らない。

正面打ち二教

二教に取る前に、しっかり外側に捻じりながら手首をつかむ、というのを忘れがち。

正面打ち呼吸投げ

打ち込みに合わせて入り、相手と一緒に沈む。
正面で当たるより、ちょっと外側 (お腹が相手の側面) の方がやりやすいかも。
打ち込みの頂点で入る感じ。

二人掛け

腕力では動かないので、舟漕ぎ運動的に体ごと動いて、片側から四方投げの要領でくぐる。
受けを重ねて、前に出るか沈む。

座技呼吸法

木刀振り

杖振り・合わせ


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