以前、稽古に最低限必要なのは道着、とお伝えしました。
⇒稽古に必要なものと道着の選び方
ただ単純に道着を着るだけではなく、いくつか注意点があります。
稽古の準備
稽古に出かける前に準備することがあります。怪我の原因になる可能性があるので、
- 眼鏡はしない。するなら(ソフト)コンタクトレンズ。
- 手足の爪は切る。
- アクセサリーは全部外す。結婚指輪も外す。
- 髪が長い場合はゴムで結ぶ。ヘアピンは使わない。
- 化粧はしない。あるいは、落としておく。
- 整髪料・香水などはつけない。
- 体は清潔にしておく。
色付きクリームやファンデ・ポイントメイクは、道着や畳を汚してしまいます。
稽古前にクレンジングペーパーなどでふき取っておきましょう。
満員電車並みにお互い接近する、と想像してください。
臭かったり、化学的な匂いプンプンだったり、ファンデを服につけられたり、硬い金属を押し付けられたら、嫌ですよね。
お互いに気持ちよく稽古できるよう、ご協力をお願いいたします。
道着の着崩れ防止策
稽古時は激しく動くので、道着が着崩れしやすいです。ズボンがずり落ちたり上着がはだけると、失礼だし、自分も集中できません。
ズボンのウエスト部分にゴムをいれてみました。着替えやすくはなりました。
でも、ずり落ち防止にはあまり効果なかったです。
先輩に聞いてみたら、ズボンの紐の結び方にコツがあるようです。
まず最初に、紐を左右にしごくように、ギュッギュッと強く引っぱります。
まだベルト通しには通さず、しっかりと紐の余り部分がないように引っ張ります。
紐が左右にループ状に余っていると、稽古中に緩んでしまいます。余りがなくなるまで、しっかりと引っ張ってください。
次に、紐を前に回し、ベルト通しの下で交差させて1回結びます。
それから、ベルト通しを絡ませて、その上からもう1度結びます。
ほどけないように、しっかりと本結びしてください。
ベルト通しに絡ませて結ぶのが着崩れ防止の秘訣です。
ズボンをはいたら、上衣を着て、帯を結びます。
一般的に帯は腰骨の位置で締める、と言われています。
でも女性の場合は、腰骨の位置で結ぶと、腰よりも細いウエストまでずり上がって、上衣がはだけやすい気がしました。
女性は最初からウエストの一番細い場所で帯を結んだ方が、着崩れしにくいと思います。
後ろ受け身の時に痛いので、帯がねじれないよう、また、背中に道着のシワがなるべく寄らないよう、気を付けて結びましょう。
最後に
ズボンの下にスパッツをはけば、更に安心かもしれません。お互いに気持ちよく稽古できるように準備して、着崩れで稽古を中断することなく集中したいですね。
参考になれば幸いです。