PDCAサイクル~瞬間的にPDCAサイクルを回して、一番有効な方法で技をかける

Day58  A.K.I.鵠沼 2018.9.15  2019.7.26

合気道の稽古は、見取り→練習の流れで行います。

PDCAサイクル

最初に、先生がみんなの前で「見取り」をします。
練習する技のお手本です。
「今回はこう動くけど、他の展開もできるんだよ」と色々な動きをしてくださいます。

練習中、先輩方は「ここで先制されたら、こう対応する」「相手が自分より大きかったら、こうしないと崩せない」と教えてくれます。
あまりにも技が甘いと、返し技発動もあったり。

私は見取りの技しかやれない(しかも完璧でもない)のに、先輩方は一瞬ですごく沢山のことを考えています。
あ、考えてるんじゃないのか。
自然に体が反応するのかな?

よくPDCAサイクルとか言いますよね。
Plan計画→ Do実行→ Check評価→ Act改善の4段階で業務管理しましょうっていう手法です。
稽古の蓄積がある人は、瞬間的にPDCAサイクルを回しまくって、技をかけていると感じます。
合気道のPDCAサイクル

頭だけでなく、身体も使ってのPDCA。
しかも、たった数秒間の中で。
瞬発力・人間力が磨かれるはずです。

稽古を続けている人は、仕事も有能に違いないと思います。
合気道で鍛えた瞬間PDCAの技を、日常生活や職場でも発揮しているに違いありません。

その上、合気の精神で、相手に合わせ、チームワークも心掛けるだろうし、無駄な力みもなく自然体。
そんな人になりたいし、そんな上司や同僚が欲しいです。

私の場合は、まず基本の技を身につけ、応用できる次元まで稽古を重ねたいと思います。

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ここから下は たまに意味不明な 稽古備忘録です。

本日の稽古内容

座技正面打ち第一教

(表)の最初に踏み出す足は、相手の打ち込みを受ける状態で変わる。
動きが遅くなった場合は(裏)と同じように外側の足で踏み出す。

座技正面打ち第二教

打ち込みに対する反応が遅くなってしまう。

相手の手刀が自分の額まで近付いたら、跳ね返すのは無理。
自分から先制する勢いで」とKさん。
こちらが腕を振りかぶった時には飛び込み、ふっとばす勢いで打ち込みを制しています。

座技正面打ち第三教

相手の腕を切り下ろし、自分の膝にしっかりとつけた状態で手を取る。
相手の肘を90度に曲げること、自分のお腹を相手に向けること。

(表)相手の手を少し振りかぶりながら、外側の足で相手の前に1歩進む。
空いた手で相手の肘を持って崩す。

(裏)相手の後ろに回る。
極めは、二教と少し違って相手の肘を決める感じで。

座技正面打ち第四教

相手の手の平ではなく、手首をとる。
(表)手首の内側の2本の筋の間に、自分の人差し指の根元部分を当てる。

側面に入っての呼吸投げ

最初の動きは三種類ある。
千鳥、転換、入り身。
状況に応じて使い、相手を崩して投げる(後ろ受け身)

千鳥の動きが小柄な人には合っているのでは、と思いました。

隅落とし

相手に持たれた手を横に張る。
その手は上下に動かしたりせず、張りを保ったまま、相手の斜め後ろに向かって1歩踏み出す。
その時にもう片方の腕で相手の足を払う(後ろ受け身)

張った腕が不安定になって動いてしまうので、気を付ける。

天地投げ

(裏)相手の吸い込み(誘い込み)が難しい。

両手取り呼吸投げ

両手を取りに来た瞬間、心持ち前に出る。
そして相手を誘い込みつつ、転換して投げる(前受け身)

逆半身片手取り入り身投げ

(表)は相手のお腹の方へ(裏)は相手と背中合わせになるように動く。
手元をコンパクトにして、足を引きながら投げるやり方は効果的だと思った。

投げた相手は、ひっくり返して腹ばいにさせ、腕を極める。
この時、相手が動いてくれない時は、相手の肘と肩の間を持ち、相手の頭上を移動しながら、低くつぶすようにして、ひっくり返す。

座技呼吸法

奥深く、いつも難しい。
相手の脇を伸ばすようにしたいけど、上手くいかない。

最後に

今日は、5年振りの稽古とおっしゃる女性有段者がいらしてました。
「これでいいのかしら」と言いつつも、身体が自然に動いている。
すごいなぁと思いました。

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