究極の護身~稽古を通して、周囲の状況を把握し、行動の少し先を予測する練習をする

Day54  藤沢合気道会 2018.8.26 2019.7.22

合気道の受けは究極の護身になるのではと思う、今日この頃です。

究極の護身

稽古する時、取りは安全な場所で受けをおさたり投げたりします。
特に人数が多くて狭い場合、お互いぶつからないよう、投げる際に注意が必要です。

合気道の稽古で投げられない理由
合気道の稽古で投げられない困った理由

受けをする時、以前は取りにお任せで、漫然と投げられていました。
でも、受け身を取る前に周りを確認する必要があることに気付きました。

取りが「あの場所が空いている」と投げているのに、違う方向に飛ぶと、他の組にぶつかります。
相手の技について行きつつ、周りの状況に気を配り、安全な場所で受け身をとる。
ぼ~っとしている暇はありません。

投げられた時には空いていても、次の瞬間に他の組が転がってくる可能性もあります。
思ったより 長い脚が飛び出してくることも。

受け身を取る予定の場所だけでなく、その周りの組の動きも予測する。
会場の広さに対して人数が多い時は、特に要注意です。

ベテランになると、飛んだり転がり始めているのに、周りの状況に合わせて軌道修正や方向転換します。
すごい。

私は、前受け身し始めたら、周りは見えないし、そのまま転がるしか出来ません。
受け身を取る前に、気を付ける必要があります。

稽古を通して、行動の少し先を想像する癖がつきました。

例えば、駅のホームでは端を歩かない。
歩きスマホ・キャリーバッグの人の真後ろは避ける。
信号が青になっても、車が止まったのを確認してから渡る。
(スパイ映画を観た後は)狙撃されぬよう窓際の席に座らない…

稽古の中で予測能力を高めれば、日常でも危険を回避できる確率が増えるはず。

息子の友達が、駅のホームでふらついて電車に接触し、片足を切断しました。
卒業旅行資金のために長時間バイトした帰りでした。
どんなに若くて体力があっても、不運な瞬間は訪れます。

ホームの真ん中だったら、単なる転倒ですんだのに。
不憫でなりません。

追記:今は義足での歩行にも慣れて、就職先で頑張っているそうです。若く回復力があったのが不幸中の幸いでした。2019.5月

皆さんも、日常生活に潜む危険に気を付けてお過ごしください。
反射神経や危険予知能力を高めるために、合気道の稽古はお勧めですよ。

本日の稽古内容

今日はいつもと違う会場で、子どもクラスと合同稽古でした。
稽古のテーマは「体捌き」。

最初は体捌きで相手をいなして崩す練習をしました。
仕上げは、打ち込んでくる木刀を入り身でさばく練習でした。

準備体操

畳に手足を伸ばして横になり、ゴロゴロと転がりながら、畳の端から端まで移動。
次に、前転。

子ども達はいつもやっていることなので、平然としています。
その横で大人達はしゃがみこむ。う~ん、目が回る。

子どもクラスの準備運動、三半規管の弱った大人には過酷でした。

逆半身片手持ち第二教のような練習

持たれた腕を横に張る。
転換しながら、相手の手を二教(表)でつかんで、そのまま相手の背中側に入って崩す練習。

相手の腕を横に張ると、条件反射的に、その空いた場所をくぐりたくなります。
そういう呼吸投げの練習をよくするからだと思います。

逆半身片手持ち第二教のような練習その2

持たれた腕を横に張る。
転換して相手に並ぶ。

体を開く(転身?)相手の手を二教(表)でつかんで、相手の背中側に入って崩す練習。

白帯同士で組んでいたので、T先生がお手本をしてくださいました。
最後に崩される時、腕がすごく伸ばされます。
ウエストの横~脇の下~指の先~そしてもっと先へ、ぐぐ~っとのばされる感じ。
全く動けません。

いつも「相手の体をのばさないと崩せないからね」とおっしゃるけど、これくらいやらないと「のばした」と言えないんだな、と思いました。

2回同じ腕でお手本していただいたけど、両方の腕でやっていただけばよかった。
片方の腕だけ伸びた気がする。

逆半身片手持ち第三教のような練習

自分の腕を力ませないで技をかける、お手本のようなUさんに組んでもらいました。
男性の腕だと、力が抜けていても、元々の骨・筋肉で感触は堅いです。

Uさんの腕は、ふんわり柔らかで、力みゼロなのが分かりやすいです。
でも、ザザッと崩される時は抗えない。
これを目指したい、とは思うものの、やれるかどうかは別問題。難しい。

逆半身片手持ち回転投げ

相手の横に並んで腕と足を引く、と思っていたけれど、体捌きで相手の後ろまで入る意識を持つと、相手はもっと崩れやすくなる。

木刀で体捌きの練習

子どもと大人で組んで、木刀を使いました。
相対して、木刀で打ち込む。
打ち込まれた方は、相手の外側に入り身をする練習。

ゆっくり振ってもらっても、木刀相手だと怖い。
これが本当の刃物だったら、体がすくんでしまいそう。

木刀で体捌きの練習その2

さっきは外側にまっすぐ入り身したけれど、今度は自分の後ろ足から踏み出して、転換しながら相手の外側に入り身して並ぶ練習。
歩数と動きが多い分、更に緊張する。

組んだ子も「当てないように」と思うのか、私の頭ではなく、入り身しない側の肩を狙って斜めに打ち込んでいます。

木刀を使っただけで生まれるこの緊張感。
普段の正面打ちの技も、これくらいの緊張感を持ってさばくべきなんだろう。
更に力んでしまいそうだけど…

稽古のお土産

右側の首の筋が少し痛い
いつもと違う稽古場の畳が硬かった。気になり過ぎて、受け身を失敗。
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