練習相手の決まり方~人にお願いする力が鍛えられて、人見知りもなくなる

Day62  A.K.I.鵠沼 2018.10.6 2019.8.6

合気道は、ふたり一組で練習することが多いです。

練習相手の決まり方

最初の頃は、誰と組むべきか分からなくて、戸惑いました。

基本的な稽古の流れはこんな感じ。

先生がみんなの前で、稽古する技のお手本(見取り)をする
→ 「やってみて」とおっしゃる。
→ すぐに周りで「お願いします」とペアが出来ていく。

気付いたら、もう始まってるじゃん!私は誰と組めばいいの?とマゴマゴしました。

参加人数が偶数の時は、もうひとり余っているので、その人と組みます。
奇数の時は、練習を始めているペアのところに行って、3人目として加えてもらいます。

組む相手の決まり方にルールはありません。
でも、不文律らしきものはある気がします。
  • 見取りの時に近くにいた人と組む
  • 分からない技の時は、知ってそうな人に組んでもらう
  • 偏りなく、なるべく全員と組む
有段者は「難しい技だから白帯と組んであげよう」とか「始めたばかりの人は有段者が交替で教えないと」など、色々考えていそうです。
白帯同士で組んだはいいけど、動きが分からなくて、先輩ペアとシャッフルして組み直すこともあります。

私は、腰投げの時は女性に組んでもらいます。
大きい男性を下手なやり方でのせたら、ギックリ腰になりそうだから。

それ以外はあまり構えず、そばの人に組んでもらいます。
この組み決め方法、周りに声をかける力・お願いする力を養っていると思いました。

昔の道場では 花も恥じらう乙女 まだ若く、声掛けの瞬発力がなかったので、最初の頃はよくあぶれていました。
今はすぐお願いできます。

「お願いします」に対して「ダメ」と断られることは、絶対ない。
拒否されないから、安心してお願いしに行けます。
人見知りだって、怖がりだって、大丈夫。

困った時も、周りの知らない人に道を聞いたり、話しかけたり出来るようになりました。
ただ単におばちゃんになったからかも。

様々なタイプや体格の人と稽古することで、技のかかり方の違いも実感します。
相手に合わせて自分の対応を変えないと、上手くいかないと分かります。
こうやって応用力も鍛錬しているのだと思いました。
合気道の出稽古
合気道の出稽古の目的

本日の稽古内容

今日は人数が少なくてS先生とSYさんと私の3人でした。
誰に組んでいただこう♪ではなく、Sさんと私で組んで、S先生が監督。
ふたりがかりで教えてもらうという贅沢過ぎる稽古でした。

座技正面打ち第一教

打ち込んでくる腕を下から上方向におさえることが肝心。
もう片方の手は手刀で切り下げる。

(裏) はしっかり相手の後ろに入ること。

座技正面打ち第二教

(表)極めは、相手の腕をなるべく万歳させたような状態で畳におさえる。
相手の小指を畳につける。
自分の手の平で、相手の指を相手の頭方向に丸めていく。

(裏)相手が起き上がってくるところを、相手の手を自分の肩口にしっかりと密着させ、肘を相手の肘にのせて、脇をしめながら極める。
崩れたら、そのまま畳の上に制する。
相手の腕が緩まないように注意する。

手の平をしっかり合わせたまま、相手の肩を自分の両膝で挟む。←これ、よく言われる。しかし武闘派?Sさんは更に斜め上を行きます。
片方の膝は相手の首に突き刺すように差し込んでから、肩を挟む
微動だに出来ません。すでに畳を叩きたいです。

座技正面打ち第三教(表)

相手をしっかり崩してから、手を滑らせて相手の手を持つ。
相手が起き上がってこないように、自分の肩で相手をおさえておく。
手を持つ時は、相手の親指の付け根をしっかりと自分の親指でおさえるとよい。
相手の手を持った自分の手・自分のおへそを相手のおへそに向けると崩れる。
手の先を持っていた腕を外し、相手の肘内側を持って、崩す。
この時の足の動かし方が難しい。

三教の極めは、二教とはまた違って、受けの腕を伸ばしたまま相手の頭方向に力をかける感じ。

片手持ち呼吸投げ

腕の力を抜く。これに尽きる。

相手に持たれた腕の力を抜いて、転換。
そのまま後ろに下がって投げる(後ろ受け身)

力を抜くには、一瞬ギュッと思い切り力を込めてから脱力すると感覚がつかみやすいそう。
いつも肩に力入って、肩凝り症なので、その感覚が分からない。

街中を歩く時も、腕に力を入れたり、抜いたりして練習中。
ちょっと変な人になってるかな?

正面打ち入り身投げ(表)

相手のお腹側に入り身。
相手の腕を(仮面ライダーの)マフラーのように首に巻く感じで回る。

回る時は大きくではなく、小さく鋭く回る。
アイススケートの最後のスピン、あるいはコマのような。

Sさんの昇段審査練習

Sさんが次の日に三段への昇段審査を受けるということで、少し練習しました。

太刀取

太刀で打ち込んだ瞬間にはもう、受けの横にいて当身(寸止め)と同時に武器を持つ。
速い。

私も太刀取をやらせてもらいました。
木刀、怖い。
振り上げた時には動いてないと」とのこと。
相手が振り上げたら動き出し、振り下ろした時には並んで太刀をおさえる。

こんな感じかな~とおふたりを見やるも苦笑い。
「道子さん、どこ持ってるか、よく見てごらん。」
あ、刃の部分握ってる…本物の刀なら指無くなってる。
相手の手の間の柄の部分を持たなければなりません。

杖取

杖の場合は、相手よりも大きい幅で両手で杖をつかむことが大事。
てこの原理で、大きい幅で持った方が有利になる。

二人掛け

二人掛けの練習では、取りの後ろから腰を捕まえようとするも、入り身でかわされます。あるいは、弱い受け(=道子)を他の受けに対しての盾にする。
片手で振り回し、他の受けにぶつけていく。

う~ん。
私では、全く多人数掛けの練習相手になりません。
やる前から分かっていたけど。

技には意味がある

第一教、二教、三教…となっているのは、ちゃんと意味があると教わりました。
相手が振りかぶった瞬間に懐に入れれば一教(表)
→ 遅れてしまったら、外側からおさえる一教(裏)あるいは二教。
二教も相手が抵抗して起き上がってきたら(裏)をかける、など。

後ろ両手持ちも「両手を後ろでガッチリつかまれるまで、ぼ~っと待ってる人なんかいないよね」
片手を取られ、もう片方を取ろうと後ろから来た相手には、裏拳(手の甲側)で当て身。当たらなくても、相手は驚いて、その当て身をつかもうとする。
その隙に捌いて投げる。

「だから、投げることが可能になるんだよ。ガッチリつかまれてからじゃ無理でしょ」
確かに。
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