木刀を扱うように~「中心線」「正中線」の意味

Day71 A.K.I.湘南台 2018.11.17 2019.8.9

今日の稽古での個人的キーワードは「木刀を扱うように動く」でした。

木刀を扱うように動く

毎回「中心線を意識する」ことが大事、と言われます。
分かったようで、なかなか出来ません。
「木刀を振るように自分の前で相手を扱うように」と教えてもらって、イメージしやすくなりました。

合気道の正中線と中心線

木刀の振り方

稽古前に木刀の振り方を教えてもらったので、余計「木刀」のキーワードを意識したのかも知れません。

木刀は左手だけで振る。
右手はコントロール調整のみで使う。
右手でギュッと絞りながら、振り下ろしたのを止める感じ。

自分の手は、お腹の前→額の前→お腹の前、の軌道。

力を入れて振るのではなく、刀の重みだけで振り下ろす。
左手の小指と薬指のつけ根に豆ができるのが正しい握り方。
親指や人差し指ではない。

振り下ろす時に、膝を柔らかく使い、腰を落とす。
ギクシャクして「肩に力入り過ぎてロボットみたいだね」

自分でもそう思います。
体中がバラバラに動いている感覚しかありません。
素振りの自主練が必要です。

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ここから下は たまに意味不明な 稽古備忘録です。

本日の稽古内容

逆半身片手持ちのストレッチ5種

  • 上(転換して腕を大きく前から後ろに回して、相手の背中をストレッチ)
  • 横(転換して腕を前にのばす)
  • 下(隅落としの形)
  • 二教
  • 下(回転投げの外回転の形で相手の腕・肩をストレッチ)

隅落とし

体重が倍ある人相手では、なんかもう何にもしようがない感じ…。
相手の真後ろにすっと落とすのが一番良さそう。

逆半身片手持ち呼吸投げ

持たれた手の肩から腕の力を抜いて、相手に自分から近づく。
手は木刀を振りかぶるようにして、自分の額の前に上げる。
相手に近い足を引いて、後ろに下がる。
相手の体勢が不安定になる。

膝を曲げて、ただ腕を振り下ろしながらしゃがんで投げる。
腕は、木刀を振るように自分の額の前に上げる→まっすぐ振り下ろす、の動作。 

逆半身片手持ち四方投げ(表)

同じく腕の力を抜く。
持たれた手と同じ足を踵から踏み出して軽く転換。
体が相手の方を向く。

後ろ足を踏み出しながら、腕を木刀の構えのように額まで振りかぶる。
腕はそれ以上持ち上げずに、くぐる。
自分の体勢崩さずに楽にくぐれる。

真っ直ぐ下に投げる。
腕は額まで上げる→まっすぐ振り下ろす、の動作。 

正面打ち入り身投げ

相手を投げられず四苦八苦。
木刀を扱うように、相手は自分の前でだけ扱うようにしないと、相手の体勢の方が強くなってしまう。
確かに変な方に腕伸ばしていると、こっちの体のバランスが崩れる。

逆半身片手持ち回転投げ

(外回転) 持たれたら転換、当身入れつつ向き直り、腕を切り上げる。
相手の頭が下がってきたら、首の後ろに手刀で当身。
前足で相手の顔面に膝蹴り入れつつ踏み出して投げる…つもりで動く。

(内回転) 持たれた手は手刀で袈裟斬りする軌道で下へ。
空いてる手で顔に当身。

相手の脇で転換して、持たれた腕で裏拳を相手の顔に入れ、仰け反らせたところで腕を切り下げてから上げる。
首の後ろに手刀。膝蹴りしつつ踏み出して投げる…つもりで動く。

「ね?合気道で試合なんて無理、というのが分かるでしょ?」
よーく分かりました。
本気で技かけられたら  もう動けませんね。
腕の力を抜くのが最初で最大の課題。

相手の後ろに回り、ふわっと両肩を引いて崩す練習

グイッと引っ張ろうとすると相手も抵抗するので、ふわりと。
真っ直ぐ引くより斜め下へ。
相手の後ろに回りながら、腰の骨盤の両側を下に引いて倒す練習も。

正面打ち入り身投げ

さっきの応用で、後ろに回って崩す。
起き上がってきたところで、相手の首に腕を引っ掛けて投げる。

大きくて重い人と組んだら、完全に起き上がられるともう投げられない。
腕が首に届きません。
せいぜい相手のお腹か胸あたり…。

タイミングに気を付けること、中心線上で相手を扱うこと。 

二教(いつもと違う向きで手をつかまれた場合)

相手の手を上から抑え、自分の肘を相手の肘にのせて極める。
比較的ゆっくり歩いていれば、出来そう。

相手がズンズン進んでいく場合、引きずられるだけで、肘をのせるのは無理だった。

番外編

女性の場合、不審者相手に掌底で顎に当身を入れつつ、手首のスナップきかせて、指で目をつく。
眼は鍛えられないので、しばらくダメージを与えることができる。
その隙に逃げよう。

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