自分の作業台で作業する
今日の稽古のテーマは「自分の作業台で作業する」でした。「合気道は必ず相手の作業台ではなく、自分の作業台に持ち込んで動くこと。」
「自分の作業台、このお腹の前辺りが1番力を発揮できる場所。」
「こーんな腕を横に伸ばして、作業しないでしょ?自分の体の前で作業するでしょ。そういうこと。」
小学生の頃、屋外で写生する時に、画板を使った。
板に画用紙を固定して、首から紐でかけて、お腹の前で絵を描く。
画板を使っているイメージで、自分のお腹の前に常に腕を持ってくるようにしよう。
黒帯目指すなら
「次は黒帯を目指すのだから、技の要所要所を決めて、相手に『これは動けないな』と感じさせるくらい、キチッと技をかけるようにしていこうね」とOさん。小手返しなら、薬指と小指の骨の間のツボを親指でしっかり押し込む、小指を相手の手首にきっちり引っ掛ける。
そうすると、相手は動けない。
二教も、何となく相手の手を自分の肩口につけるだけにしがちだが、同様に小指を手首にかけてしっかり捻る。
「ちょっとしたことが、大きな効果の差になるので、研究していくべき。」
本日の稽古内容
片手持ちのストレッチ5種
腕の力を抜いて、持たれた腕はそのままの位置。自分の足や体から動く。
片手持ちのストレッチ→技
二教は自分の手に力入れると、上手くいかない。回転投げは、自分の腰を落としながらしっかり相手の頭を下げさせる。
自分は元の高さに戻りつつ、相手の腕は床と直角以上になるように、しっかり上げさせる。
そこまですれば、相手は逃げられない。
諸手取り四方投げ
腕は動かないので、そのままにして踵を動かすことで自分の体(お腹)の方向を変える。そうすると、腕が動かせるようになる。
両腕を木刀振り上げるように上へまっすぐ上げる。
その状態で回ると、相手は崩れる。
投げる時は手を自分の顔の前から下へ。
片手持ち四方投げ
しっかり持たれた場合(相手にバレて対応されないように)自分のお腹にそおっと1cm引き寄せてから、四方投げ。あるいは体ごと突っ込んで、四方投げ。
(相手にではなく、斜め前の相手を崩す方向へ)
動き始めたら、途中で止まらないこと。
半身半立ち片手持ち四方投げ
相手に手をつかまれる瞬間に手を自分の帯下まで下げて、相手のバランス崩して四方投げ。半身半立ち片手持ち入り身投げ
相手につかまれないよう入り身しながら、相手を崩し、起き上がってきたところを投げるのが理想。でも、なかなか理想通りにはいかない。
つかまれた時は相手の手を外し、後ろから襟をしっかり掴んで、斜め後ろに下がるようにして崩す。
半身半立ち正面打ち入り身投げ
さばくのが間に合わない時は、自分の頭頂部をガードして、相手の顎に掌底で当身入れつつ、懐に入る。相手がのけぞったところで、相手の腕を取りつつ入り身する。
半身半立ち天地投げ
かなり厳しいので、一瞬立ち上がって、投げながら座ることで対応する。半身半立ち正面打ち一教
これも飛び上がって、腕を掴んでそのまま体重かけて座り込みながら崩す。タイミングが難しい。
正面打ち入り身投げ
(表) 相手の背後に入り身してピタリとくっつき、自分自身が軸になって回ることで相手を崩す。離れていると力で振り回そうとしてしまう。
後ろ両手取り四方投げ
体を抜いて、相手の下の手を取って、四方投げ。後ろ両手取り小手返し
体を抜いて、相手の下の手を四方投げとは違う向きでとって、小手返し。薬指と小指の骨の間のツボを親指でしっかり押し込む。
小指を相手の手首にきっちり引っ掛ける。
そうすると、相手は動けない。
後ろ両手取り三教
体を抜いて、相手の上の手を取って三教。(表) 自分の体重をかけながら、相手のお腹の前方向に崩す。
(裏) 相手の腰に三教決めた腕をつけて、後ろへ回りながら崩す。
この時、相手の肘をおさえてる腕は曲げずに伸ばしている状態。
流血事件
Zさんの腕をつかんだ時、爪が手首に引っかかってしまいました。朝切ったばかりだったので、鋭かったみたいです。
意外に出血が多くて、焦りました。
汗で絆創膏もよれてしまうし、結局血が止まるまで見学になってしまいました。
申し訳ないです…。
困惑するZさんの様子はこちらです。
⇒合気道稽古日誌2019年9月7日「出血が止まらない!」
爪切りだと切り口が鋭くなる。
ヤスリで爪の手入れをした方がいいかも。