初段審査対策~最大の武器は自分の体重

Day210 腰越合気道研究会 2020.9.15 Day211 A.K.I.鵠沼 9.19 Day212 藤沢合気道会 9.20 

2020.9.25


もうすぐ審査と思うと、焦ります。

最大の武器は自分の体重

合気道には不利な体勢での対応を求められる技があります。

半身半立ち(正座時に、立っている相手から攻撃される)や後ろ取り(相手が後ろに回り込んでくる)などです。


ただでさえ体が小さいので、すぐ抑え込まれそう。


そんな追い込まれた時の裏技を教えてもらいました。

相手が最もバランスを崩す方向に、一気に自分の体重を投げ出す!


後ろ片手取り襟締め、後ろ取り

後ろ羽交い締め、後ろ取り呼吸投げ

大きい相手を投げる

最大の武器は自分の体重
※実際には全員マスクを着用しています。

弱い部分に急に何十キロの重さがかかったら、誰でもバランス崩す。

高段者は、相手に気付かれない内に、こうやって技をかけてるんだと思いました。

体さばき・重みをかけることで、流れる動きの中で相手を崩してるんだ。


私がやると、姿勢も崩れた捨て身になってしまい、美しくない。

膝を畳に強打したし。全体重が片膝にかかって痛かった(ToT)


でも、一瞬でスパーンと決まって気持ちよかった。

もっと軽やかに出来るようになりたい。

後ろ片手取り襟締め

自分の首の前から後ろに腕を回し、相手の襟をつかむ。

反対側の相手の横(なるべく後方)へと、瞬間的に正座するように、体を沈める。

一気に取りの体重が斜め下にかかるので、受けは前方へ投げ出される。

半身半立ち正面打ち入り身投げ

入り身して、相手の後ろ襟を招き猫の手でつかむ。

つまり、肘は畳み、相手にぴったりとくっついた状態。


相手の斜め後ろに、体ごと全体重かけて落ちると相手も倒れる。

空中で正座するつもりで、一気に落ちたら出来た。


相手が起き上がろうとしたら、投げる。

体勢立て直す猶予を与えない。

多人数掛け

初段の多人数掛けは、三段審査のように全員が同時に来るわけではない。

ひとりずつ、次々にかかってくる想定。

気を付けるべき点は

  • 待たない
  • 後ろに下がらない
  • 自分から受けの列を崩すつもりで、前へ出る
  • 面倒くさい 手間と時間の掛かる技をかけない
  • 次の受けを意識する

まず、最初の受けへの対処が大事。

後ろに下がらず、横へズレながら捌いて、その勢いのまま、自分から次の受け を攻撃する に向かう。


正面打ちだったら、グルグル回る(裏)ではなく、入り身してすぐ投げるやり方が向いている。

ただ 意地悪で 大きい受けだと呼吸投げは効かないので、四方投げがいい。

半身半立ち

半身半立ちは、手は膝の上→相手にスッと差し出す→相手がつかむのに合わせて、自分のお腹の前に引き込む、のリズムが大事。

相手のスピードに合わせる。

速過ぎても遅すぎてもダメ。


相手にしっかり持たせつつ、自分のお腹の前にきっちり引き込めるタイミングで。

半身半立ち片手持ち四方投げ

相手がつかむのに合わせて、顎に当身。

反撃されないように、手をひねり上げながら、四方投げ。

半身半立ち正面打ち入り身投げ

忖度しない 受けを、本当に崩すのは難しい。

入り身して、相手の後ろ襟を招き猫の手でつかむ。

つまり、肘は畳み、相手にぴったりとくっついた状態。


相手の斜め後ろに全体重をかけて、体ごと落ちる。

空中で正座するつもりで、一気に落ちたら出来た。


相手が起き上がろうとしたら、投げる。

体勢立て直す猶予を与えない。

半身半立ち小手返し

立技と同じやり方では難しい。

タイミング合わせての投げではなく、小手をしっかり極めて落とす。


相手の手に手をまっすぐ沿わせて、指を下へ思い切り握り込む。

同時に、相手に向き直る様に踏み込む。

後ろ取り

後ろ片手取り襟締め

最初に持たれた手を後ろに引っ張られないように、自分の前側の脇腹につけておくのが大事。

三教

襟をつかんでる相手の手を持ち、頭から抜け出ながら、そのまま三教。

これが一番無難な対処法。

呼吸投げ

自分の首の前に腕を回し、相手の襟をつかむ。

反対側の相手の横(なるべく後方)へと、瞬間的に正座するように沈んで投げる。


片膝を強打したので、次からは両膝に体重が分散するようにしたい。

審査対策期間中は膝サポーターつけた方がいいかも。

呼吸投げ

さっきと同じように相手の襟をつかんで、斜め前に前受け身するように飛び込む。

自分も相手も倒れ込んで、ブラジリアン柔術っぽい。

後ろ両手取り呼吸投げ

最初に持たれた手に重みをかけることが出来れば、腕1本でも投げられる。

私はそこまで出来ないけど、重みの意識はしておきたい。


最後に、べちゃっと潰れないように、姿勢を気を付ける。

後ろ両手取り四方投げ

半身になって、抜ける。

自分の両手が畳をこするくらい、低くなる。

相手の両手が前にくるので、下の手を持って、四方投げ。

後ろ両手取り小手返し

半身になって抜けたら、相手の上の手を取って、小手返し。

腕だけでなくて、体を開いてから相手の方に踏み込むことで投げる。

後ろ両肩取り小手返し

原理は後ろ両手取りと同じ。

両手取り腰投げ

片手を上げながら四教を決め、そこをくぐって、相手を背負う。

後ろ足を相手の両足の間に入れるように転換すると、いい形になる。


四教で吊り上げて、相手の体を斜め前に伸ばさせる。

両足を揃え、お尻を突きだし、下の手で相手の足を払って投げる。


お尻にかすらせながら、滑り落とす感じ。

腰にのせない。

「腰投げ」は腰にまともに載せないのが良いっていうのが面白い。


技を掛けるのもだけど、受けも難しい。

頭から落ちないように、相手の道着か手をつかんでおく。

投げられる一瞬前に自ら飛んで受け身を取った方がいいかもしれない。

「がっちり持って」は怖くない

審査では、よく先生が「はい、受けの人はがっちり持って」と指示します。

あれ、嫌だったんだ。

それでなくても か弱いのに 男性に力で劣るのに、がっちり持たれたら、どうしようもないじゃん!って。


でも、先輩の話で印象が180度変わりました。


がっちり持ってって言われると、受けの人は、持った所に意識が集中して、体が固まるんだよね。だから、動きやすくなる。」

「その固めた方向以外なら、簡単に動かせるからね。」

「逆に、ふんわり持って体全体を意識してると、こっちの動きに対応してくるので難しいんだ。」


そうだったのか!

「がっちり持って~」の諸手取りも怖がる必要ないんだ!


とは言え、未熟者ゆえ、持たれた場所に気持ちが行ってしまい、うまく出来ない。

こっちまで一緒になって固まったらダメじゃん。

自分の肩・腕の力を抜いて、相手が固めてない方向にすう~っと動かせるようになりたい。


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ここから下は たまに意味不明な 稽古備忘録です。

火曜日の稽古

小刀での合わせ

互いに小刀を持ち、合わせる。

相手の勢いを軽く吸い込んでから、まっすぐ前へ出ていく。


どうしても打ち込んでくる相手の小刀ばっかり見てしまう。

K先生「刀を見ない。相手の全体を見る。相手の眉間か胸元辺りを見てご覧。」


胸元の道着の襟の逆三角形部分、ここは手足(枝葉)に惑わされず、体(幹・本体)の動きをとらえるのに適している。


小刀での合わせは、TY先生が師事してた故山口清吾先生が一教の動きでよく稽古したらしい。

木刀振り

前後斬り・袈裟斬り・突き・受・変化

受けの左手前で握った時が、混乱する。

杖振り

11の杖・13の杖・31の杖

杖の合わせ

土曜日の稽古

上記してないその他の稽古です。

片手持ち5種のストレッチ→技

斜め下に崩してから腕を上へ伸ばして投げる。

あるいは、踏み出しながら、脇を締め、肘を支点に曲げていき、腕を伸ばして投げる。

斜め前方向なら動くので、相手の力を流しながら、四方投げ。

持たれた手が下にあると当身をくらうので、相手の腕をひねり上げながら、くぐる。

相手が固めている方向以外の、下に重みをかける。

空いてる手で顎に当身を入れながら、踏み込む。

二教

腕の力を抜いて、二教。

回転投げ

入り身転換しながら、外側から手を引っ掛けて、回す。

腰を沈めて近付きながら、崩す。

相手を崩しきれなかったら、後ろ襟をつかんで、遠心力で投げ飛ばす。

正面打ち一教(表)

相手が振りかぶるのに合わせて、ズサッと入る。

自分も正面打ちするようにして入り、自分の手刀を太刀のように、下までしっかり振り下ろす。

ここで相手の肩を自分の膝まで落とすのが理想。


相手を前に押し出さない。

どちらかと言えば、鉄棒にのる様に、自分の真下に落とす感じ。


相手の内側の足が前に出ないように(前に出せる=体勢立て直せる)踏み出して、相手を畳に下ろす。

受けが大柄でしっかりした体幹だと、前に進んで崩せないから、腕の先の方向に回る感じで(裏)のように畳に下ろす。


最初にしっかり崩すのが大事。

高段者は、座技で重たい腕1本で崩してくるけど、あの感じを目指す。

難しい。

正面打ち二教

相手が崩しにくい場合は、手首を二教(表)の極めの形にして曲げ、腕を1本の棒のようにして、その棒を肩へ突き刺すように落としながら崩す。

正面打ち入り身投げ(表)

入り身する・はたき落として?崩す・すかさず投げる、を瞬間的に行う。

入り身と崩しは、ほとんど同時のワンツー・スリーって感じかな。

(裏)の入り身ほど深く背後に入らず、横に入り身する。


見取りで呼ばれて、打ち込んだ瞬間にババッと投げに入るので、驚いた。

こんなに速いと受け身が間に合わない。

まだまだ稽古が足りないな。

胸取り呼吸投げ

持たれる肩と足を後ろに下げ、下から上へ相手を吊り上げるようにしながら踏み出す。

相手の肘が直角の下向きに曲がった状態になるように。

日曜日の稽古

上記してないその他の稽古です。

天地投げ

足を不必要に踏みかえないように気を付ける。

両手持ち四方投げ

受けの時、どっちの足を前にすればいいのか迷う。

取りが動き始めて「あ、こっちだと私の脚が邪魔だな」と足を入れ替えることが多かった。

上手くいかない。

横面打ち一教

相手に遅れないように、懐に入るのが難しい。

片手持ち呼吸投げ

入り身転換して、自分の腕を伸ばし、気持ちも遠くへ伸ばすようにして前へ出る。

相手を引かない。倒そうとしない。

遠くへ遠くへ伸ばすようにイメージする。

横面打ち四方投げ

受けの時、どんどん近付いて、先輩に「近い近い」と言われる。

横面打ちは届かない間合いから打って「遠い遠い」ってなる。

私の間合いの感覚、おかしい。


相手から距離をとる。

すたすたと近付いて、届く間合いに入ってから、打ち込むこと。

T先生は審査でも、よく「離れて。遠くから打ち込んで」って仰る。


最後までしっかり投げる。

投げた後、相手の肘を上方向に伸ばす。

そうすると脇も伸びて、動けない。

片手持ち小手返し

入り身転換する。

手を切って、小手を取る。

体を開いて、小手を握り込みながら、相手のお腹の前に踏み込む。

腕ではなく、体の移動で投げる。


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