注意されるのは、いつも同じこと~呼吸、動き、姿勢

Day98  A.K.I.鵠沼 (施設個人利用) 2019.4.5  2019.9.15

S先生のご都合が良かったので、施設の個人利用時間を使って稽古。
SKさんとふたりで、S先生にご指導いただいた。

注意されるのはいつも同じこと

それにしても、私が注意を受けるのはいつも同じところ。
息を止めている、小刻みにパタパタ動く、姿勢が悪い。
言われてすぐは意識するけど、必死に動く内に、また元の癖が出てしまう。

呼吸

人間、胸を張って体を伸ばすと、自然に息を吸う。
お腹に力入れて体を縮ませると、自然に息を吐く。

この自然な呼吸を動きと調和させることが大事。
意識しながら稽古すれば、息も切れにくいし、リズムも整って上手くなる。

呼吸と合気道の動きを連動させる
例えば、正面打ち二教
打ち込んでくるのを誘いつつ胸張る(吸う)踏み出して打ち込みを制する(吐く)二教を決める(吸う)相手を畳に崩す(吐く)

あるいは、正面打ち入り身投げ
(吸う)相手の背後深くに入り身する(吐く)相手の背中ににくっつく感じ。
その状態でしっかり軸足を定め、転換するから相手が崩れる(吸う)投げる(吐く)

大きく動く

小刻みにパタパタ動かない。
軸足を決めて大きく、最小限の足の踏みかえで動く。

例えば、転換の動き。
軸足は親指の下の丸い部分がコンパスの中心になるように。
もう片足の親指で畳に円を描くように滑らせる。

ひとりでやってみてもグラつく。
相手を誘導しながらだと、更に不安定になる。
修行が足りない。

姿勢

姿勢が悪いと、相手とひとつになるのは無理。
「相手と一体化する」にはたくさん難しいことがある。

現段階では、相手から離れ過ぎないよう注意する。
とにかく相手に近付いて、お腹中心に動くこと。
上半身だけで出て、前のめりになりがちなので気を付ける。

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ここから下は たまに意味不明な 稽古備忘録です。

本日の稽古内容

座技正面打ち一教

一教(表)だけは、相手のお腹を蹴るように、内側の足で一歩目を踏み出すのがA.K.I.流。
(合気会は一教~五教まで、全部外側の足で一歩目を踏み出す)

初心者は腕だけで前に出がち。
下半身ごと、きちんと、前へ出る。

座技正面打ち二教

(表) 腕をおさえてからではなく、自分の親指で相手の手を引っ掛けながら、動きの中で二教にとる。

(裏) 相手の手の甲を自分の胸につける。
そして相手に自分の体を近付けると、自然に相手の肘が曲がる。
そこを雑巾を絞るようにして決める。

最後の極めは、相手の頭の方向に自分のお腹を向けるようにする。

座技正面打ち三教

三教にとる時、相手の親指の根元をきちんとおさえる。

(裏) 最後に相手の後ろに回る時は、相手の近くで転換する。
体が離れないように。

座技正面打ち四教

(表) 人差し指付け根の丸い部分で、相手の手首内側の2本の筋の間を一点集中でおさえる。
相手の肘は直角に曲げさせる。

姿勢は前のめりにならないように。
目前の畳を見ているのは前のめり過ぎ。
少し前方の斜め下の空中を見るくらいの姿勢で。

(裏) 制した打ち込みを四教の形で取り、その腕を振り上げながら外側の膝を立てる。
内側の膝をついている方を軸足にして、外側の足で円を描くように転換しながら、相手をその立膝方向へ誘導して畳に崩す。

横面打ち五教

片手は相手の顎に下方向から当身。
もう片手で横面打ちを制する。

正面打ち一教

相手が強くて大きい場合は、まっすぐ突っ込んでいくと負けてしまう。
少し斜め下から、腕を擦り上げるようにする。

片手持ち四方投げ

相手から離れ過ぎない。
裏の時も、相手を自分の腰に乗せるくらいの気持ちで近付く。

最後の抑えは、足幅を広げ過ぎず、前傾し過ぎず、周りの仮想敵に目配り可能な姿勢で。相手に接している膝は(外側の膝より)低い位置で、相手に重さを伝えて制する。

正面打ち入り身投げ

(吸う)相手の背後深くに入り身する(吐く)相手の背中ににくっつく感じ。
その状態でしっかり軸足を定め、転換するから相手が崩れる(吸う)投げる(吐く)

片手持ち回転投げ

× 相手の腕をくぐる。
当身しながら持たれた腕を上げて、まっすぐな姿勢でくぐる。
この時は相手の近くにいる。

ここから、大きく足と腕を引きながら下がることで相手を崩す。
相手の首と手首を、しっかり張った親指と人差し指の股の部分で抑える。

(表) 相手の体を自分のお腹の前に固定して、相手のお腹に向かって進みながら投げる。

(裏) 相手のお尻の後ろに入るように大きく動いて投げる。

片手持ち小手返し

(表) 相手のお腹側に踏み込んで投げる。

(裏) 持たれた手の上をもう片手で滑らせるようにして、相手の手を切り離す。
離された手で相手の手を上からとる。

小手返しの動き方はいつも迷う。
S先生は①転換②軸足変えてまた転換、の二挙動で投げている。
無駄な動きがないって美しい。

側面に入っての片手持ち呼吸投げ

千鳥で相手の側面に入る方法と一歩で大きく入る方法。
投げる時は相手の中心=お腹に向かって踏み込んで投げる。

片手持ち呼吸投げ

外側に転換して並びながら、腕を張りつつ上げる。
親指を床に向けて螺旋描きながら、踏み出して投げる。

片手持ち呼吸投げ

持たれた手で相手の腕の内側に沿わせるように、手首を内側に返す。
そのまま、腕を伝って自分の重さを相手のお腹に伝えるように、踏み込んで投げる。

この技は多分S先生の得意技だと思う。
先生の場合は、指1本握らせただけでも投げれちゃう。
私は、指が折れそうで無理。

個人利用の人達

施設の個人利用時間なので、他にも人がいて面白かった。
ブラジリアン柔術?の皆さんはマッチョで立派な体格。
ひとりで器械体操?の練習をしている男性や、身体操作法?のグループもいた。

「この人達も合気道やればいいのに」と思ったけど、向こうも自分達のやっていることが一番だと思っているに違いない。

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