間合いに入ってから攻撃~キョンシーにならない

(Day115は腰越合気道研究会)Day116  A.K.I.鵠沼  2019.7.13  2019.10.14

今日のテーマは「横面打ち」でした。

打ち込み方

横面打ちする時は、すり足で1歩踏み出しながら打ち込む。
後ろの足の引きつけもすり足で。
ちゃんと半身になるように。

すり足で近付いて、相手に届く間合いに入ったら、こめかみに届くように、ある程度の勢いできちんと打ち込む。

私は「こっちの腕で打ち込みますよ~」と伝えなくちゃ、と腕を振り上げたまま近付いていた。
正面打ちも横面打ちも、そうしてしまう。

「攻撃しようとする人が、そんなバレバレのことしないでしょ」

確かに、稽古上は最初に「こっちの腕」と合図しておけば済むことだ。
2本目以降は、前回とは違う側の腕で打ち込むわけだし。

近付いて、間合いに入ってから、腕を振り上げて打ち込むこと。

S先生に特にびっくりされたのは両手持ちの時。
受けの時、両腕を突き出して走って行ったら、笑われた。

確かに、ゾンビみたいな動きで変。
懐かしのキョンシー映画みたいでもある。

「直前で腕出して。」
普通に走り寄ってから、腕をつかむこと。
合気道の両手持ちのつかみ方
合気道の両手持ちのつかみ方

横面打ちの捌き方

横面打ちを捌く3通りのやり方を教えてもらった。
相手が刀を持っているという前提で、切られないようにする。
どのさばき方も、間合いとタイミングが大事。
  1. 相手の懐に飛び込む。顔へ当身、もう片手は手刀で相手の手首と肘の間を制する。
  2. ほぼまっすぐ(刀の線を外して)少し外側に下がる。相手の打ち込みの底で、上から手刀でおさえる。
  3. 一緒に丸く転身しながらさばく。相手の打ち込みの底で、上からおさえる。
1.は中途半端だと意味がない。押し込まれて終わりになる。
腰をおろし、安定させた状態でグワッと、しっかり下方向から入る。

S先生の1.の捌き方は、一瞬で吹き飛ばされる。
その先の技必要ないくらいだ。

稽古後に、手首の5cm上にあざが出来ていた。
いつも同じ場所をピンポイントでS先生が制していたと分かった。

私は、制する場所がそのたびに違うし、ひどい時は空振りする。
先生が全くブレないのは、稽古の賜物なんだろう。

本日の稽古内容

横面打ち呼吸投げ

2.のさばき方。
相手の手首をつかんで、しっかり張る。
相手の横に入りながら、もう片腕で相手の首を切り上げて投げる。

最初に下がり過ぎると、その後投げるのに距離が空いてしまい、うまくいかない。
下がる、次の瞬間には相手の首に肘が入っているくらいが理想。
危ないので、稽古では肘ではなく、腕を伸ばして投げる。

横面打ち一教

1.のさばき方。
当身入れた手を外側から相手の手に引っ掛けるようにして返し、相手の脇を伸ばすように崩す。

最初の捌きの姿勢が変になってしまう。
腰をきちんと据え、安定した姿勢で打ち込みを制すること。
相手の腕ではなく、相手の腹に顔を向けること。

横面打ち二教

1.のさばき方。
一教をかけようとして、上手くいかず、関節技をかける…ので二教。

(表) 相手の手首を二教でとって、相手の腕を相手の肩に突き刺すようにして崩す。
変則技としては、そのまま相手の腕を伸ばしたまま、上から肩を極めて崩す。

(裏) 相手の手の甲をしっかり自分の肩口につけ、極めながら下へ崩す。
緩めず、そのまま畳へ崩すこと。

横面打ち三教

1.のさばき方。
(裏) 相手の後ろにしっかり入って崩すこと。

横面打ち四教

1.のさばき方。
まずはしっかり木刀を振り下ろすようにして、相手を崩すこと。
それから四教を極めればよい。

立った状態でモタモタと四教の場所を探したりしない。
振り下ろす時は、前方向ではなく、自分のお腹へと下方向へ。

(表) 相手の腕裏側の2本の筋の間。
ここに自分の人差し指付け根を当てて、テコの原理でピンポイントで押し込む。
「握った木刀を上からへし折るつもりで」その例え、怖い。

(裏) 相手の親指側の骨の部分。
腕に筋肉ついてる人でも、裏は効くらしい。
表だと、腕に筋肉ついて太い人は効きにくい。

長年稽古してる人は、人差し指付け根が丸く硬く盛り上がってくるそう。
ペンダコみたいな感じ?
だから四教されると痛いのか…。

横面打ち四方投げ

1.か3.のさばき方でやることが多いらしい。
私は3.のやり方がやりやすかった。

投げる時、相手から離れない。
裏の時も、相手を自分の背中にのせるくらい近くにいること。

横面打ち入り身投げ

1.のさばき方。
相手の後ろにぴったり入る。

相手の手首を引っ掛けて回ると、その部分が軸になってしまい、大回りになりがち。
相手の手は引っ掛けず、自分の腕を伸ばして相手を誘導する気持ちで、自分自身が軸になって回る。

相手の腰に自分のお腹を横からぶつけるようにして踏み込みながら投げる。

横面打ち小手返し

3.のさばき方。

(表) 最初から相手の手を持とうとしない。
まずは相手を前で丸くさばくのが大事。
投げる直前に手を持てばいい。

天地投げ

(表) つかみに来た時に、天(上)の手でまっすぐ相手の喉を突く。
相手が仰け反りながらその腕をつかんだところで、下の腕を張り、上の手は指先で相手の顔を狙う軌道で、内側に螺旋描きつつ投げる。

いつものやり方より攻撃的な天地投げだ…。

両手取り呼吸投げ

相手が腕をつかむ直前に転回?して腰を切って投げる。
足は踏み変えず、その場で足の向きを180度回すだけ。
タイミングが大事。

S先生の得意技。難易度が高い。

座技呼吸法

足の甲側の指の付け根あたりが畳にきちんとついて、踏ん張れるように。
最初の数年間、座って壁に両手を押し付けて練習する道場もあるらしい。
膝を揃えすぎても、開きすぎても不安定になる。

相手の腕に力入った瞬間なら、やじろべえのように、バランスを崩すことで倒せる。
力抜いてる状態なら、片腕を折り曲げさせてからでないと無理。

稽古のお土産

  • 右手首上のあざ
横面打ち1.の捌き方がうまく出来ず、先生に何度もお手本を見せていただいた。
その時、右でばかり打ち込んだため。

先生が毎回、打ち込みの全く同じ場所を制しているのが分かった。
寸分たがわず、ってこういうことかぁ。
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