崩す方向~どこ目掛ければ相手を崩せるか、稽古の中でつかもう

Day151  A.K.I.鵠沼 2019.10.26  2019.11.18

崩す方向

一教で相手を最初に崩したのに、違う方向に向かって進む人がいる。
非常にもったいないし、無意味。
せっかく崩した相手も起き上がってきてしまう。

相手が体勢立て直せないように、相手の重心・中心を見極める。

ズレたところ、的外れな場所に向かって崩そうとしても、無理だし無駄。
どこを目掛ければ相手を崩せるのか、稽古の中でつかむこと。

合気道の返し技
合気道の返し技

崩す方向も、その時の相手の体勢によって変わる。

最初は (表) は前、(裏) は相手の後ろ、って教わった。
(表) も、前に進む・相手の頭を中心に螺旋に進む・相手の腕を棒のようにして肩へ突き刺すようにするなど色々ある。
先生だと、前も何もなく、その場で畳に落とされたりするし。

一教は、固め技の基本だから、一教ができないとその先二教~五教もできない。
相手を崩せる方向を見極められるようになって、一教が得意になりたい。

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ここから下は たまに意味不明な 稽古備忘録です。

本日の稽古内容

片手持ち呼吸投げ

そのままの場所で、持たれた腕を相手の重心めがけて突き刺す(後ろ受け身)
自分の肘は曲げない。

相手の重心はへそ裏。
腕の位置から、へその後ろへ向かって、斜め45度の角度くらいで突き刺す。
(背が高い人の方が有利)

片手持ち呼吸投げ

外側に入り身転換。
下へ崩してから、上へ腕を伸ばし、相手の重心?中心?を落とすように、沈む。
この場合、相手の伸ばされている腕あたりのどこか。

重心と中心は違う?
動いてると、中心は重心と離れた場所にあって、止まっていると同じ場所にある、らしい。


もう1つのやり方。
入り身転換して、自分の重さを相手に伝える。
しっかりと重さが伝わると、相手の手はくっついている。

その状態を保って、腕を上げてから、沈んで投げる。
ここでも、重さが抜けなければ、一緒に上がってくる、らしい。
受けも、顔に当身が飛んでくることを警戒して離せない、という理由もある。

難しい。
相手の手が離れる、と感じたらその瞬間に相手の顔か腹に当身だね、とのこと。
そのためにも、最初にきちんと入り身転換して、安全な場所にいることが大切。

相手に警戒されないよう力みをなくし、攻撃されない場所に移動し、抵抗されない状態を保ったまま、体の移動でバランスを崩すこと。

「体格で負ける女性は、稽古の中でも、自分に出来るやり方を模索しないとね。」

諸手取り呼吸投げ

入り身転換して体を開きながら向き直り、相手の腕と脇の間に腕を差し込みながら、体を沈めて投げる。

「これはA.K.I.特有だよね」
確かによくやるけど、昔の道場ではやったことない。合気会の本(初心者向けだけど)にも載ってない。

相手は動かされてるので、中心が体の前に出てきている。
そこ目掛けて、入り込んで投げる。


私が大きい人と組むのなら、まず持たれた腕の力を抜き、入り身転換。
腕をお腹の前に固定したまま、相手に向き直り、沈む。

両手取り呼吸投げ  

両腕を小指から上へ持ち上げ、踏み込みながら、親指から相手の中心へ向かって行く。
相手のおへそを突き抜けて、斜め下方向へ。


力を使わずにやるのなら、持たれた瞬間だけ、バッと両腕に力入れる。
その時、親指上向けて、バレーボールを持ってる感じにする。

力ではなく、親指を下へ向け、ボールをその場で回す。
気持ちは相手のへその向こう側へ。
やってもらうと、力は全く感じないのに、バランス崩れる。
不思議だ。

正面打ち呼吸投げ

打ち込みを両手で受け止めて、踏み込みながら投げる(前受け身)

相手の勢いが強かったら、前足を1歩下げる。
そこでガクッと相手がバランス崩したところを投げる。

勢いに負けて、チョコチョコ下がると、そのまま押し込まれる。
1歩大きく足を下げるのみにする。

丸い力を使う崩しの練習

直線で押すだけでは、相手は抵抗するし、なかなか崩れない。
肩を手でグイグイ押すのではなく、肩を下から丸く擦り上げるようにする。
あるいは、体をパタンと反対向きにするように押す。

投げで、腕を相手の首にかけて投げる時も、水平に力くわえても崩れない。
顎下から丸く、螺旋描きながら上げて下げながら投げる。
極端な話、上へ擦り上げるだけでも崩せる。

正面打ち入り身投げ

さっきの練習を生かして、入り身投げ。
ただ、私は相手が勢いよく来ると、焦ってしまう。
打ち込んできた手を引っ張って崩そうとする悪い癖。

手刀で引っ掛ける程度にして、相手を誘い込む。
相手から離れずにくっつく。


特に身長差がある場合は、崩して相手の頭を自分の肩口につけるくらいでないと厳しい。
腕で相手の顎を丸く擦り上げつつ、腰の後ろに踏み込んで投げる。

(腹打ち)呼吸投げ

S先生は腰とタイミングで投げる。

両手取り呼吸投げが基本になるので、それで練習。
相手が両手をつかんできたら、前の足引きながら、そちらの手を下、もう片手を上で、大きな球を転がすようにする。

これを速く出来ると、S先生の動きになる。

片手持ち呼吸投げ

持たれた手を相手の手の内側に沿わせるように回す。踏み出して腰を切りながら、投げる(前受け身)

自分の腕を張り、相手の腕と一体化させて、相手の中心へと押し込む。

相手の腕が曲がっていると、力を途中で吸収されてしまう。
その場合は、相手の腕を最後まで曲げさせて、力を吸収できない状態にしてから投げる。

相手が肘を逆に突っ張って、上手く行かない場合は、相手の肘に内側から当身入れて、強制的に曲げさせないと投げられない。

正面打ち呼吸投げ

相手とすれ違うようにして背後に入る。
相手の腰の横(進行方向と逆側)に両腕を引っ掛け、腰を切って押し出す(前受け身)

タイミングがすべて。
難しい。

両手取り呼吸投げ

入り身転換と逆回りで入って、片手は腰の後ろ、片手は上にして投げる(前受け身)

相手と並ぶのかと思ってたけど、違った。
相手の懐に入るくらいの感じ。

片手は自分の腰の後ろに固定。
もう片手は脇しめて、正中線で上げる。

上げた手をストンと落とすようにして沈む。

座技呼吸法

「呼吸でお腹から動いて」が分からない内に時間切れ。

腕はガッチリつかまれると動かせないから、お腹から動いて、相手がバランス崩れたら膝行で進む、ということだと思う。
難しい。

合気道にバッティングはない

合気道には、野球のバッティングのような動きはない。
もし、合気道的に野球の打席に立つとしたら「こうだよね。」
転回のように、両足をその場で回転させながら、体の向きを180度変える。
確かに。

野球選手のように、腰から上の上半身だけを捻じるような動きはない。
必ず、足腰が先に動く。

私は、横面打ちに対して、上半身だけねじって、よけようとしてしまう。
無意識に逃げようとしている。
これは絶対にやっちゃダメだなあ。

反応するなら、まだ真っすぐ突っ込んでいく方がマシなはず。
さらに怖いけど…。

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