力と反動~作用・反作用で自分に跳ね返ってくる

(Day154は腰越合気道研究会)
Day155 藤沢合気道会 2019.11.10  2019.11.22

力と反動は跳ね返ってくることを身を持って学びました。

力は自分に跳ね返る

後稽古でT先生に投げていただく。
隣で練習中の先輩方にアドバイスするため、先生が横を向きました。

つい 若気の至りで 魔が差した。「チャンス!」
いつも触る前に投げられちゃうけど、今ならつかめる!
駆け寄って、がっちりと両手取り。足も踏ん張る。

さあ、投げてください!
ワクワク。

先生、表情変えずに、沈み込みながら投げる。
さすが。
投げ方もいつもと変わらな…いタァッ⁉

畳への打ち付けられ方が激しくて痛い…。
何でだろう?

「あのね、皆よく勘違いするけど、力でガチッとやる=強い、ということではないんだよ。それは怪我の元。
「力でやり合おうとしたら、外国の大きい人となんて出来ないよ。投げたら、自分も同じだけ受けるんだからね。」

ぶつけた力は全部自分に跳ね返ってくる。今の受け身は痛かったでしょ?」
「ガッチリ握るのはいいよ。でも、手はがっちり持っても、足を固めちゃダメ。
「だから、後稽古では、足を柔らかく動かして、ついていく練習をするんだよ。」

合気道で忖度なしで先生に挑戦
合気道で忖度なしで先生に挑戦

言葉として聞いていたことが、今、腑に落ちました!
もう変なことしません。多分。

こんな変なことができるのも、先生が人格者で技術が高いから。
こちらが何しても怪我させないと信頼している、と言えば聞こえはいいけど
…要するに「甘え」てるんですよね…💦

反動を使わない

今日は久し振りに回転投げの練習をしました。
相手を崩さなくちゃ!と焦って、腕をバッと振り上げてしまう。

「僕も昔は反動を使ってしまっていたけど、それは効かないと分かった。」
「回転投げも、こう腕を振り上げると、手が切れて相手は起き上がってくる。」
「上げてから、手首をつかむやり方もあるけど、そうすると工程が増えるよね。」

反動を使わないで、一緒に動くのが大事。

腕を振り上げるのではなく、自分の腿に固定して、体ごと後ろに下がる。
相手と一緒に下がる。
そうすることによって、相手のバランスが崩れる。

相手にぶつけた力や反動は、結局、作用・反作用で跳ね返ってくる、と分かりました。

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ここから下は たまに意味不明な 稽古備忘録です。

本日の稽古内容

座技正面打ち一教

相手と腕を合わせたところからスタート。
同じ側の手と足を前に出すこと、大きい歩幅で動くことを心掛けてください。」

(裏)も、大きい歩幅で相手の後ろに入る。
大きく入らないと、回って崩す時、倒れる受けが自分にぶつかってしまう。

片手持ち四方投げ

Uさんの腕の力の抜け方はすごいなぁ、といつも思う。
体格差がないから、しっかり腰を沈めてくぐることを心掛けよう。

片手持ち回転投げ

外側に入り身転換して、相手に向き直る。
下から顎に当身を入れ、相手の腕の下をくぐる。

くぐる時の、持たれていない方の手で、相手の腕に沿うようにおさえるOさんのやり方がカッコ良かったので真似したい。
くぐった後は、その添えた手でスウ~ッと上向きに誘導している。

(表) そのまま前へ進んで投げる。
(裏) 相手のお尻の後ろに入って、遠心力で投げる。

Fさんに組んでいただく。
(裏) 相手のお尻の後ろに入り、自分のお腹の前に相手を固定する。
帯の真後ろをつかんでもいい。

そこから、まっすぐ線の上を1、2、3のステップで入り身転換しながら移動するようにして投げる。
自分の前にいる相手が邪魔になって、大回りになりがち。
なるべくまっすぐ動く。

投げた後は投げっぱなしにしない。
相手に向かって進みつつ、残心を忘れずに。

Fさんに投げてもらったら、受け身できなくて、顔面で落ちる。
O先生を思い出す。
回転投げで組んだ時、1度もまともに受け身できなかったなぁ。

「段を目指すんなら、この勢いの投げにも慣れておいた方がいいよ」とFさん。
確かに。
二段審査の受けも取るんだもんね。
顔面じゃなくて、前受け身で出来るようにならないと。

でも、受けはすごい勢いと感じるが、傍から見てると「そうでもない」らしい。
頭が下がって、上下の感覚が狂わされてるから、激しく感じるのかな。
そう考えると…回転投げ…恐ろしい子っ 恐ろしい技っ。

片手持ち回転→一教的おさえ

回転投げの要領で、相手の腕をくぐる。
相手に向き直って、一緒に後ろに下がりつつ沈みこんで、腕を一教でおさえる。

「崩そう」「おさえよう」という気持ちが出るとダメになる。
一緒に動こう~一緒に沈もう~という気持ちで。

片手持ち回転→呼吸投げ

回転投げの要領で、相手の腕をくぐる。
くぐる時の腕の高さを固定したままにする。

前に進みながら、親指を下に向けるように螺旋描きながら投げる。

自由に投げ合う

お互いに自由に10本ずつ投げ合う。
その後は、黒帯だけ10本ずつ投げ合う。

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