太刀取りは真剣勝負

Day198 A.K.I.鵠沼 2020.8.15 Day199 藤沢合気道会 8.16  2020.9.8

太刀取りは真剣勝負

合気道の稽古で使う武器には、剣・杖・短刀があります。


全部、木製です(短刀はゴム製もあるらしい)

でも、剣と短刀には、よ~く切れる刃がついている想定なのです。

つまり、太刀取り=真剣で斬りかかってくる相手に対処すること。


合気道の太刀取り

太刀取りは難しい

本物の刀を使って練習

真剣白刃取り
※ 実際には全員マスクを着用しています。

刃に斬られても、触ってもいけない。

対処する時に触れても大丈夫なのは、柄・峰・峰側からの側面。


私が太刀取りすると、初動が遅かったり ← 体が真っ二つ…

刃ごと鷲掴みにしてしまったり ← 指が全部切り落とされる…


本物の刀だったら、流血しまくりの悲惨な状況になる。

徒手だと誤魔化される動きの覚束なさを突き付けられ、嫌になります。


まずは、入り身して、斬られない位置を確保。

同時に、当身・柄をつかむことで、反撃を回避しつつ、武器を取り上げる。

慌てずに落ち着いて動けるようになるまで、たくさん練習が必要です。


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ここから下は たまに意味不明な 稽古備忘録です。

土曜日の稽古

前半は組太刀 → 組太刀からの太刀取り → 太刀取りと順番にやりました。

二段受験者が武器の扱いに慣れるための構成なんだろうな。


特に、自分も太刀を持った状態での太刀取りで苦戦。

その分、徒手での太刀取りはマシに感じられ「練習すれば出来るかも」と希望が湧きました。

組太刀

組太刀は難しい。

個人的な注意点としては

  • 半身になってない(体が逃げすぎ)
  • 相手に打ち負ける(刀に重みが載ってない)
  • チャンバラになる(相手を斬るのではなく、刀に合わせてしまう)

組太刀からの太刀取り

取りは、相手が振りかぶるのに合わせて入るのが難しい。


相手のばっかり気にして、自分の太刀がおろそかになりがち。

「自分で腕を切り落としてる」とか「首の頸動脈切ってるわ」という事態になる。


受けの時は「普通の速さでやって」と言われても、つい相手が取りやすいように止まってしまう。 

審査時だったら「本気で打ち込んで」って怒られそう。

太刀取り

4種類練習した。

相手の外側に入り身するやり方

  1. 腕の隙間から、両手の間の柄をつかんで、呼吸投げ
  2. 上からつかみ、肘で相手の肘を下から添わせるように極めて、投げる

相手の内側(お腹側)に入り身するやり方

  1. 上から柄をつかみ、もう片手で太刀の先を押し下げ、相手の前に入身転換するようにして、太刀を取り上げる 
  2. 相手の前足を踏み、片手で柄をつかみ、もう片手で相手の顎を下から突き上げる

とは言え、どっしりした相手には、この中では内側に入り身する方法の1番くらいしか有効でない。

投げだと、上手くいかない可能性が大きい。

その場合は、

  1. 外側に入り身して、小手返し
  2. 外側に入って六教(肘固め)

の方が効かせられるとのこと。

体術の稽古

片手取り呼吸投げ

相手に合わせて動く。

片手持ち呼吸投げ

相手の後ろに踏み込んで、足を払いつつ、肩口を思い切り突く。 

あるいは、持たれた手を自分の帯に置き、肘で相手の首をきりあげて投げる。 

片手持ち四教投げ

持たれた手を返して、四教を決める。 

相手のお腹に背中を向けるようにして腕をくぐり、袖をつかんで沈む。 

横面打ち呼吸投げ

相手の懐に入りながら、腕をつかみ、沈む。

両手取り呼吸投げ

自分が力むと相手も力む。

ふわっと動く。

難しい。

日曜日の稽古

座技正面打ち一教

相手の腕を鉄棒のようにつかんで、前に進む。

上半身だけで押さない。

きちんと入り身するのが一番大事。

座技正面打ち二教

T君の裏の落とし方が上手だ。

無理やり引っ張る感じが全くない。


受けはついていって、背中を伸ばすようにする。

座技正面打ち三教

手の持ち替えが必要最小限ですむように気を付ける。

正面打ち一教

一緒に動く、歩いて行くやり方。

正面打ち小手返し

きちんと入り身するのが大事。

黒帯組の練習

我々白帯が正面打ち小手返しの練習中、黒帯はすごい勢いで投げ合って、体力消耗した状態で、太刀取りの稽古をしていた。

「疲れても、ちゃんとやるんだよ。実際、疲れさせてから審査するからね」とのこと。

体術でも武器取りでも、最初の入り身が大事。


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